ロマンチックウォリアー強し!

ロマンチックウォリアー、貫禄で日本でもG1制覇!

 

東京競馬場 芝1600m 稍重馬場

結果

1着:⑦ロマンチックウォリアー J.マクドナルド 1:32.3

2着:⑤ナミュール

3着:⑩ソウルラッシュ

4着:②ガイアフォース

5着:⑰セリフォス

 

馬場 Cコース:やや時計はかかるがほぼフラット クッション値8.8

雨予報にもかかわらず土曜日のレース後に散水があり。当日は未明から雨で朝のクッション値は8.8だが、その後小雨が降り続いても馬場状態は悪くなく、レースを重ねて徐々に時計はかかるようになっても内外ほぼフラットな馬場

 

展開:ややSペース

好スタートからハナを切ったのは⑥ドーブネ。外枠だった分だけ⑪ウインカーネリアンは2番手に控えて、直後に同枠の⑫フィアスプライド。その後ろは3頭並んで内に④ジオグリフ、外に⑬ステラヴェローチェ、2頭の間に1番人気の香港馬⑦ロマンチックウォリアー。3頭の外から⑮ヴォイッジバブルが前に。その後ろ1馬身差でも3頭並走。内に②ガイアフォース、外に2番人気⑩ソウルラッシュ、2頭の間に⑨パラレルヴィジョン。1馬身半で外から⑱ダノンスコーピオン、内に入って⑯エルトンバローズ。2馬身離れてポツンと⑤ナミュール。少し下がった内に①カテドラル。後方は1馬身で⑧エアロロノア、さらに1馬身で3番人気⑰セリフォス。3馬身離れて⑭コレペティトール、最後方に③レッドモンレーヴという形。テンの3Fは34.5秒と東京マイルのコース形態を考えると馬場を考慮してもややスロー前半の4Fも46.4秒と若干スローに近い流れになった。

 

ドーブネ先頭で直線に入るとすぐにウインカーネリアンが並びかけて残り400mで先頭に。さらにはフィアスプライド、ステラヴェローチェ。2頭の間に入った形のロマンチックウォリアーは一旦追い出しを待った形で、前が開くとしっかり伸びて残り200mで先頭に立つとナミュール、ソウルラッシュの追撃を抑えて先頭でゴール板を駆け抜けた。あがりの3Fは33.9秒テンの3Fより0.6秒速く後半4Fも45.9秒前半よりも0.5秒速いやや後傾ラップのレースになった。

1着ロマンチックウォリアー:内1頭分くらい外めの好位の5・6番手を追走して、直線早めに抜け出してしのぎ切るこの馬のスタイルでの着差以上に強い内容の勝利でアジア最強の力を示した。雨で少し時計のかかる馬場になったことで力を発揮しやすい環境になったのは確かだが、実力どおりの勝利だった。お見事!

どうやら宝塚記念は回避らしい。W登録でどちらが本気かわからないようなコメントしていた専門家(笑)がいたが、プロならちゃんと取材してほしいものだと思う。

 

2着ナミュール:ハイペースにならなかった割りには後方はばらけて、最後方近くまで下げずに中団の底でロスなくポツンと気分良く追走できる展開に助けられた部分はあるが、ただ1頭32秒台の末脚で伸びて勝ち馬に半馬身まで迫ったのは立派。結果から言えば、前走は海外から帰国後で、帰厩できずに東京競馬場での追い切りで負荷をかけすぎたということだったかも。パンパンの良馬場よりも少しだけ力が要る馬場になった方が結果が出ているような気がする。

 

3着ソウルラッシュ:ちょうど中団で前にロマンチックウォリアーを見ながらレースができたが伸び負けた。4角までは過去2年と同じパターンで馬群の中かと思ったがさすがにモレイラ。うまく外に出して追い込んだ。2着のナミュールともども香港でも日本でもロマンチックウォリアーには勝てなかった。よく頑張った部類だと思う。

 

4着ガイアフォース:中団のインで勝ち馬を右前に見ながらのレースになったが直線で内を突くだけの切れる脚がなく、前がゴチャついてそれを避けるようにワンテンポ遅れて外めに出した。不利ではないが、最初から勝ち馬の後ろに入っていれば、勝ったとはいわないが2着争いは際どかったかもしれない。少し判断が遅れた分だけもったいないレースになってしまったが、力は出せたのではないだろうか。2・3着馬とは能力差はない

 

5着セリフォス:ちゃんとスタート切っているが折り合いが心配で川田が馬の後ろに入れたら思った以上に後ろになってしまった感じで後方4番手。あがりはナミュールに次ぐNo.2の末脚を使っているが、ポジションの差は歴然。結果的には脚を余した形になってしまった。一昨年と同じ8枠17番は似たような結果に終わった。力負けではないが消化不良のレースだった。ただ、川田は馬場が原因と語っています。本心はわかりません。

 

ちょっと期待したステラヴェローチェは9着。前でレースをして、勝ち馬を負かしに行ってのもので致し方ないところ。この馬にとってはもっともっと道悪になってもらわないと道悪の鬼の力が出せないといったところか。個人的にはナミュールの位置あたりで末脚を見てみたかったがこれはこれ。

 

注目していたもう1頭の香港馬ヴォイッジバブルはブービーの17着。4角までは勝ち馬と変わらない位置だったが直線でまったく伸びを欠いた。左回りのコーナーは左手前でないと回れないが直線でも左手前だった気がするので、一旦変えたかどうかわからないが、ひょっとするとずっと左手前だった可能性もある。これでは左回りは無理だ。心配が当たってしまった感じ。

 

馬券はロマンチックウォリアーから。日曜日にぼやきでも書いたが、馬場が掴み切れず、券種も相手も決めきれずにロマンチックウォリアーの単勝だけにしようと思ったが、結局ロマンチックウォリアーからの流し馬券にした。

馬連⑦→⑰⑮⑬②
3連複⑦→⑰⑮→(⑰⑮)⑬②➉⑤

あって3着と思った2頭が2・3着でどっちも取れず残念な結果になった。4・5着のどちらかが来てくれると思っていたんだが、こんな日もある。