当たりはしたけど...

 

ダノンデサイル、ダービー制覇!

東京競馬場 芝2400m 良馬場

結果

1着:⑤ダノンデサイル 横山典弘 2:24.3

2着:⑮ジャスティンミラノ

3着:⑬シンエンペラー

4着:①サンライズアース

5着:②レガレイラ

 

馬場 Cコース:若干内側有利もほぼフラットな馬場 クッション値9.9

Cコース替わりでイン有利になりがちなダービーだが、若干内側が有利かなという程度で内外ほぼフラットな馬場。土曜日レース後の散水もほぼ影響なし。

 

展開:Sペース

メイショウタバルの取消で逃げ馬不在の中、思い切ってハナに立ったのは大外⑱エコロヴァルツ。2番手に外めから⑪シュガークン。3番手の内にスタート直後逃げようかという動きを見せた⑤ダノンデサイル、その外に1番人気⑮ジャスティンミラノ。これをマークするように⑫シックスペンスが続いて、直後の内に③ジューンテイク、外に⑭ゴンバデカーブース。1馬身で外めに⑬シンエンペラー、内には⑨ダノンエアズロック。その後ろもほぼ1馬身間隔で、外めに⑩サンライズジパング、内めから2番人気②レガレイラ、外めに⑰ショウナンラプンタ。バックストレッチで外に出した⑥コスモキュランダが上がって行く。その後ろは2頭並走で、内に④ビザンチンドリーム、外に⑧アーバンシック。後方は出脚がつかなかったというより、揉まれるのを嫌って最後方まで下げた①サンライズアースが外に出して上がって行く。最後方には⑦ミスタージーティーという形。テンの3Fは36.3秒と予想どおりのスローで、1000mの通過は62.2秒前半1200mは1:14.8昨年に輪をかけた超スローペース

 

先に動いたデムーロ・コスモキュランダは先頭に立つ手前でスピードを緩め、後ろから来た池添・サンライズアースは先頭に並びかけるところまで詰めて、残り1000mからはペースが一気に上がる。4角はコーナーワークで先頭を譲らずエコロヴァルツ、続いてシュガークン、さらにはサンライズアースで直線へ。残り400mで前の2頭に内からダノンデサイル、外からはジャスティンミラノが襲い掛かる。残り200mで抜け出したのはダノンデサイル。ジャスティンミラノが必死に追いすがるが差は縮まらない。外からシンエンペラー、大外からレガレイラが末脚を伸ばすも時すでに遅し。ダノンデサイルが皐月賞馬に2馬身差をつけて先頭でゴールした。あがりの3Fは33.8秒テンの3Fより▲2.5秒も速く後半の1200mは1:09.5前半よりも▲5.3秒も速い先行馬に有利なレースなって、後方からレースを進めた馬は脚を余す結果となった。

1着ダノンデサイル:スローを見越して逃げるそぶりを見せたが、岩田オヤジ・エコロヴァルツが行ってくれたので、これ幸いとインの3番手の絶好位を確保。レースが動いても最内でじっと脚を溜めて、直線も内を掬って突き抜けた。若干とはいえ内側が有利な馬場でロスなく走らせたことを考えると着差ほどの価値はないが、ノリの手綱さばきは老獪そのもので見事だった。まさに天晴れ!インタビューで先々のことを訊かれ、口ごもったのは鞍上自身が「恵まれたレースだった」ことを一番感じていたからに他ならないと思ったのは私だけだろうか。ただ、皐月賞を取り消したことと、その判断が正しかったと証明したい陣営の思いが届いたのは立派。ノリのインタビューでそのコメントのところが一番ジーンときた。

 

2着ジャスティンミラノ:スタート直後に挟まれて、後ろになってすぐに立て直したがポジションを取るのに脚を使わされた。終始ダノンデサイルよりも1頭分外を回らされたこともあり勝ち馬に伸び負けた。レース内容としてはこちらが勝ち馬よりも上で、枠順・鞍上含めて運がなかったということか。うまく夏を越して秋に活躍する姿を見せてほしい

 

3着シンエンペラー:道中はほぼ中団のど真ん中でじっくりレースを進めて、直線は外めに出して追い込んだ。バテない分だけ伸びて3着にはなったが勝ち負けからは遠い結果。逆に言うと軽い馬場ではここまでがこの馬の限界。しっかり夏を越して、前でレースをして、持てるスタミナをフルに発揮して3000mを粘り切ってほしい

 

4着サンライズアース:陣営が揉まれ弱いので1枠1番は最悪とコメントしていたので、「ない」と決めつけたが池添がこれ以上ない、馬に負荷のかからない騎乗をした。それでも、前半いくらロスのない競馬をしてもここまでが限界。4角先頭に並びかけてずっと脚を使い続けていたことを考えると大健闘だろう。

 

5着レガレイラ:スローを見越して、ルメールがポジションを取りに行くとみたが後方からの競馬になった。その時点で脚を余すというのは予想でも書いたとおりで致し方ない結果。実力よりも展開に泣いた形秋は牝馬路線でいいのではないだろうか

 

3番人気シックスペンスは9着。1・2着馬を見る位置でレースを進めながらペースが上がると置かれがちになり、4角からはまったく前との差を詰められなかった。完全な力負けである。弱い相手にいくら強い勝ち方をしても着差は参考にならないことの見本のようなものだった。上位とはかなり実力差があるので夏に力をつけないと秋は出る幕がない

 

木曜日に乗り替わりについて書いたが、奇しくも

 ①ルメールからの乗り替わりは馬券に絡まず

 ②ルメールが選んだ牝馬も馬券に絡まない

という、サトノレイナスと同じパターンになった。これで前例が2つになった。100%来ないパターン。ただ、これもこの瞬間から過去は過去。

 

期待したダノンエアズロックは14着。道中揉まれどおしでまったくいいところがなかった。スローペースでアイビーSの走りを期待したが、ポジションも取れず伸びずで、前走からレース間隔がなく調整がいまいちだったか。同じ負けるにしても自分のレースをして納得して負けてほしかった。評価に苦しむ内容だった。

 

レース自体はかなり物足りない内容で、昨年よりもマシではあるがCコース替わりで速い時計が出やすい馬場でありながら、オークスの勝ち時計よりも遅いというのはなんだかなぁってところ。もちろん最大の要因は超スローの展開なのだが...

 

馬券はジャスティンミラノから。日曜日のボヤキでも書いたが、いろいろ買い方を考えているうちに締め切り時間が迫ってきて、焦ってしまったえーん 中心はジャスティンミラノで堅いが、なにかに負ける気がして馬連か2着固定の馬単か迷った。結局は馬連にしたが、⑮-②⑥⑧⑨⑫⑬っていったい何を考えているんだ。予想でわざわざ☆を打ったのに⑤が抜けてるガーンガーンガーン 3連複は⑮-②⑨-②⑨⑤⑥⑫⑬でフォーメーションのタテ目。それでも念のためと最後にワイド⑤-⑮を買っておいたのでガミったとはいえちょっと負けで済んだ。焦ってそのワイドも買い忘れるところだった。冷静さを欠くとミスるよなぁ。

メイショウの取消はあったけど

今年は事故なく全馬無事完走、これがなにより!

 

さあ、安田記念に行こう。