同性婚を認めないのは憲法違反だという意見があり、現在地裁・高裁で係争中ですが、個人的な意見を言えば、「同性婚を認めることが憲法違反である」と思います。

 

問題の条文は以下のとおり

 

札幌高裁は今年3月に憲法24条1項の「婚姻の自由」は、人と人とのむすびつきの自由をも含めたもので、異性間の婚姻のみならず、同性間の婚姻についても、異性間の場合と同じ程度に保障しているとして、同性婚を認めない民法と戸籍法が憲法に違反すると判断しています。

 

一般の人がこの条文をどう読むと、同性婚を認めることになるのか理解できないと思います。だって「婚姻は両性の合意のみ」で成立って書いてありますから。この条文では、力点が男女平等にということに置かれていて、同性婚は想定されていないことに原因があるのは確かです。だからLGBTの方々が憲法14条の「法の下の平等」を引っ張り出してこなければいけなくなっているのだと思います。

 

 

  最高裁は憲法判断しないでしょう

同性婚は憲法の想定されたものではなく、憲法問題とは認められないので判断しないで終了でしょうね。2審の判決は破棄ってことです。

 

だから、改憲しない限り、同性婚が違憲ですよ。

 

そうすると、同性婚の問題が人権問題化して、これが政治問題化します。

ばかばかしいですが、憲法改正の前例を作りたくない「立憲共産党」と9条改憲の足掛かりを作りたい自民党の綱引きが始まります。どうなるんでしょうか。

 

 

  老朽化したインフラと同じ日本国憲法

日本各地で上下水道を中心としたインフラの老朽化が問題になっています。人口減少とともに老朽化したインフラをどう変えていくのかは将来的な都市計画とも関連してきます。

 

日本国憲法も同じです。老朽化してしまったものを後生大事に守れ守れと言われてもすでに現状に合っていないわけですから、少なくとも現状に合わせて、できれば将来的な国のグランドデザインを反映した形で変えていくべきです。

 

くだらない政党のメンツなどとっとと捨てて、国民のための政治を進めてもらいたいと思います。ただ、財務省の犬の宏池会自民党とボンクラ立憲共産党では期待もできませんが、一つの突破口になってくれればありがたいと思います。

 

なお、上記は私個人の見解です。見解には個人差があることを前提にお読みください。