まあ、これでよし
ソウルラッシュ、３つ目の重賞制覇！
京都競馬場 芝1600ｍ 稍重馬場
結果
１着：⑭ソウルラッシュ 団野大成 1:32.5
２着：③セリフォス
３着：⑨ニホンピロキーフ
４着：⑤エアロロノア
５着：⑫ソーヴァリアント
＜馬場 Ａコース：雨で稍重も開幕週で内側がやや有利 クッション値9.9＞
開幕週のＡコースに降雨
でパンパンの良馬場から稍重まで馬場が悪化したが、道悪適性を問われるほどではない。全体に少し時計がかかるようになっただけで、やや内側が有利な馬場状態。
＜展開：馬場を考えると少しＨペース＞
好スタートを切った⑬セッションを内からかわしてハナに立ったのは①トゥードジボン。２番手にセッションが控えて、３番手には外から⑮フリームファクシ、その内に②スパイダーゴールド、外からは⑰エエヤン。差なく⑥ビーアストニッシドが続いて、その外に⑨ニホンピロキーフ。２馬身離れて⑦ノースザワールドを挟んで、内に２番人気③セリフォス、外に１番人気⑭ソウルラッシュが並ぶ。これらを見るように外めから⑫ソーヴァリアント、その後ろも差がなく３頭並走。内に⑩コレペティトールが潜り込んで、外からは⑤エアロロノア、２頭の間に④リューベック。３馬身離れて後方は外に⑧トランキリテ、内に⑪アリストテレス、最後方に⑯ボルザコフスキーという形。テンの３Ｆは34.1秒。渋って時計がかかる馬場になって京都の外回りのコース形態を考えると速い流れ。前半４Ｆは45.6秒で馬場を考えると少し速い。
先頭トゥードジボンにセッション、さらにはエエヤンが並びかけて、３頭並走で４角へ。コーナーワークで直線ではトゥードジボンが前にでて、続いてセッション。内に入ってスパイダーゴールドだが、外からニホンピロキーフ、さらにはソウルラッシュが並んで追い上げる。残り200mのハロン棒の手前で力強く抜け出したのはソウルラッシュ。内のニホンピロキーフが追いすがる。外からはエアロロノア、大外からソーヴァリアント。内からはセリフォスが迫る。しかし、ソウルラッシュが振り切って先頭でゴール板を駆け抜けた。あがりの３Ｆは35.4秒。テンの３Ｆよりも＋1.3秒遅く、後半４Ｆは46.9秒で前半とは３Ｆ同様＋1.3秒遅い先行勢には厳しい前傾ラップになった。
１着ソウルラッシュ：速めの流れを中団外めを追走して、直線では早めに先頭に立って押し切った強い内容の勝利。やや内側が有利な馬場でも、渋った馬場を苦にしない分だけ追走も楽だっただろう。着差以上に強い内容の完勝劇だが、安田記念はあまり得意と言えない東京コースだけに次走の走りに注目したい。それにしても、弘平の状態は大丈夫なのか。大成は急遽の乗り替わりでテン乗りになったが１番人気の重圧もあっただろうによく頑張った。天晴れ！
２着セリフォス：中団のインを追走して、直線も内を突いて馬群を捌いて迫ったが最後はソウルラッシュと脚いろが一緒になってしまった。大幅な馬体増の前哨戦仕様に加えて、切れが生かせない馬場になって苦しくなったがここでは力量上位。２着は致し方ないところ。ひと叩きで状態が上向けばチャンスが出てきそう。少なくともかからずに折り合えたのは収穫。
３着ニホンピロキーフ：２強の直前でレースを進めて、直線でもソウルラッシュと真っ向から勝負に行って0.4秒差。最後は力の違いを見せつけられてしまったが、セリフォスとは0.1秒差。前走の準オープンは２馬身以上の差をつけての勝利だったが、小倉の弱いメンバー相手のものと高い評価をしなかった。2000m戦を戦うメンバーレベルはマイルよりも高いので２強を除けば通用するレベルだったともいえそう。初重賞だったことを考えると立派な内容。次走もマイルを使うようであれば注意してみたい。
４着エアロロノア：後方待機から外めをあがって、直線も外を通ってソウルラッシュのトレースラインをそのまま追い上げたが届かなかった。先行勢に厳しい流れになって差し有利な展開に助けられたのは確かだが、去勢明けで長期休養があったことを考えれば次走に期待をしたい内容。７歳だが衰えは感じられない。
５着ソーヴァリアント：先行争いには加わらずに、中団の外めで２強を見ながらの競馬で直線は大外へ。よく伸びてはいるが大外を回るロスが大きく差は詰め切れなかった。展開に恵まれたものではあるが、前走までの凡走に比べるとしっかり走れており、復調気配が感じられた。
３番人気のトランキリテは７着。後方待機はいつのスタイルではあるが、先行した５頭がすべて２桁着順に沈む展開でほとんど見せ場がないというのは、現段階では能力的に見劣りするレベルで前走が嵌っただけと見ざるを得ない。
馬券は想定よりも多い雨の影響とセリフォスの大幅馬体増を考慮して、◎をソウルラッシュに変更。ソウルラッシュの単勝とセリフォスが不安だったので馬連（馬単）をワイドに変更して、あとは何が来るか判らないので３連系はあきらめた。結局単勝⑭、ワイド③-⑭の１点だけにした。無駄のない馬券ですべて当たり馬券にはなったが判っていても、やっぱり配当は安かった
今日はこれで仕方ない。こんな日もある。