藤岡康太騎手がレース中の事故が原因で天に召されました。
最近では、昨年のマイルCSでは代打騎乗でナミュールをG1馬に導き、今年は先月の金鯱賞で2年2か月ぶりの出走だったヨーホーレイクの復活の3着激走を鞍上で演出したことが印象に残っています。そういえば、ワグネリアンの神戸新聞杯も福永騎手負傷の代打騎乗でしたね。
水曜日に兄佑介騎手の「まだ意識が戻っていない」というコメントを読んで心配はしていましたが残念なことになってしまいました。
ふと、レース中の事故で亡くなった岡潤一郎元騎手のことを思い出しました。リンデンリリーでエリザベス女王杯を制してG1ジョッキーとなりわずか1年3か月後の悲劇でした。
ありきたりですが、改めて騎手は死と隣り合わせの職業だと痛感させられます。
どんな立場の人にも必ず死は訪れます。でも、順番はそうじゃないだろうって思います。
私事ですが、昨年母を亡くしました。80歳を超えて数年、ある意味大往生でありました。それでもひと一人がいなくなってしまう喪失感は大きなものです。それを考えると、父親である藤岡師、兄である佑介騎手、そしてご家族の悲しみは計り知れません。
競馬を知る多くの方々の心の中で藤岡康太という騎手が生き続けることを祈りたいと思います。
私はこの曲を聴いて泣きます。みゆきさん本人というわけにはいかないのでカバーですが、人の命の尊厳を感じながら。
心から藤岡康太騎手のご冥福をお祈り申し上げます。 合掌