完璧、完勝!

プログノーシス、圧勝で連覇達成!

中京競馬場 芝2000m 良馬場

結果

1着:④プログノーシス 川田将雅 1:57.6

2着:③ドゥレッツァ

3着:⑥ヨーホーレイク

4着:⑫ハヤヤッコ

5着:⑩アラタ

 

馬場 Bコース:開幕週でやや内側有利 クッション値9.2

中京開幕週は7月以来のBコース。土曜日は圧倒的に内側が有利だったが、日曜日は使われてやや内側有利程度で展開次第では外差しも届く状態。

 

展開:Mペース

逃げ馬不在で行くのは⑪エアサージュかと思ったが、内枠を利して①シーズンリッチがハナに。エアサージュは外からゆっくり前に出て、2角でやっと先頭に。3番手には5枠の2騎。内に久々⑥ヨーホーレイク、外に⑦ヤマニンサルバム。4頭が後続を5馬身近く離して、その後ろは内に⑤ブレイヴロッカー、外に⑨ノッキングポイント、1馬身後に⑧バラジ。その後ろ1馬身で内側を1番人気の③ドゥレッツァ、外からは⑬レッドジェネシス。ドゥレッツァを見るように真後ろに2番人気④プログノーシス。ルメールが開けた内を突いて、プログノーシスがドゥレッツァに並んでいく。後方は内に⑩アラタ、外に⑫ハヤヤッコ、3馬身離れた最後方に②ワイドエンペラーという形。テンの3Fは35.0秒。超スローまで考えたが、案外流れた。前半の1000mは58.4秒と予想以上に流れて、ほぼ平均ペースとなった。

 

前を引っ張るエアサージュのリードが2馬身で、追走するシーズンリッチからヨーホーレイク、ヤマニンサルバムまでも2馬身。その後ろも3馬身程度離れて3角に入るが、4角では差が詰まってシーズンリッチは早くも脱落。エアサージュ先頭で2馬身弱のリードで直線へ。残り400mを切ってヨーホーレイクが少し外めに出してエアサージュをかわしにかかると、空いた内を突いてあっという間にプログノーシスが先頭に。その真後ろからアラタもインを掬うが離される。外からヨーホーレイクがしぶとく伸びるが、さらに外からドゥレッツァ。ドゥレッツァがなんとか2番手に上がった時にはプログノーシスが5馬身前を悠々とゴールを駆け抜けた。あがりの3Fは34.7秒テンの3Fよりも▲0.3秒速く後半の1000mは59.2秒前半よりも+0.8秒遅かった。これは5Fを過ぎてからペースが一旦緩んだことに起因するが、概して予想以上に流れた平均ペースのレースになった。

 

 

1着プログノーシス:平均ペースを後方のインで脚を溜めて、終始馬場のいい内側をロスなく回って、直線もインを突いて抜け出す完璧なレース。コース取りを考えれば5馬身の着差ほどの差はないが、G1を制するだけの力があることを示した。川田のインタビューでは調子は全然上がっていなかった様子でこの結果。空き家のG1ではあるが、堂々と大阪杯に向かってほしい。

 

2着ドゥレッツァ:位置取りがいつもより後ろになったのはルメールが超スローにならなかったペースを考えてのことか。明け4歳牡馬のレベルが低いうえに、斤量がプログノーシスより1kg重い59kgで、さらに外を回らされてはこの着差も致し方ないか。明け4歳牡馬のクラシック上位馬のレベルが古馬G2クラスということがはっきりした。レベルの下がる長距離戦の春天を選択するのは正解だろう。

 

3着ヨーホーレイク:久々のレースながら、予想以上に流れた平均ペースのレースを先行して3着に粘ったのは実力のある証拠。2年以上のブランクを復帰に向けて努力を重ねた関係者に頭が下がる思い。勝てなかったけど、おめでとう!と言ってあげたい。次が楽しみになった。

 

4着ハヤヤッコ:前が比較的流れて、先行勢が苦しくなったおかげで後方待機組の出番になった。後方2番手で脚を溜めて、直線は内を掬った。前が苦しくなる展開と馬場のいい内側を走ってのものでレース内容的には価値はあまり高くない

 

5着アラタ:ハヤヤッコ同様、後方2番手を並走していて、直線も内を突いた。勝ったプログノーシスの直後に入ったが直線は離された。ハヤヤッコ同様、前が苦しくなる展開と馬場のいい内側を走ってのものでレース内容的には価値はあまり高くない。最後方を走って6着のワイドエンペラーは外を回しているが展開の助けによるもので、4~6着は着順ほどレース内容に価値はない

 

3番人気のヤマニンサルバムは10着。中京コースで6戦5勝だったらしいが、弱い相手にいくら勝っても価値はない。実際に昨年の金鯱賞は唯一の着外だし、この日も終始ヨーホーレイクと並走する形になったが、1頭分外を回らされたとはいえ、ヨーホーレイクの走りを見れば力の差は歴然である。予想でバツレッド買いたくないバツレッドと書いたとおりの結果で安堵。

 

ノッキングポイント(ブービーの12着)はどうしちゃったんだろう。3角手前で挟まって戸崎が少し手綱を引くようなシーンはあったし、直線ではドゥレッツァに前を遮られるような感じを受けなくもないが大きなロスや不利があったようには見えない。前半と後半が別馬のようだった。精神的に壊れちゃったのかな

 

馬券はプログノーシスから。土曜日よりは内側一辺倒ではなくなっていたので、内でも外でも能力を発揮できるとみた。相手は3頭。ドゥレッツァ、ヨーホーレイク、ノッキングポイントまで。単勝は3倍以上余裕でついていたが、終わってみれば2.7倍だし、馬単も7倍ギリギリまで下がってしまってがっくり。それでも、単勝、馬単、3連単をしっかり獲って満足の結果。ボヤキでも書いたが、ヨーホーレイクが2着を死守してくれれば...馬単はヒモにドゥレッツァと同額持っていたし、3連単は万馬券だっただけに残念だった。でも、これくらいでちょうどいいことにしよう。