ツワブキ

 

寒い時期にもかかわらず、黄色い花がつつましく咲いていたりします。

2月になると少し花の時期が過ぎてしまったかもしれませんが、

花の少ない時期に貴重な花のひとつです。

 

これは令和元年11月下旬から12月上旬にかけて

皇居で大嘗宮の一般公開があった時に見つけました。

この花だけ花弁が大きいような気がしました。

皇居本丸にて 令和元年12月
 
 

陛下が即位された大嘗宮の一般公開
 
ツワブキは漢字で書くと石蕗と書きます。
名前の由来は葉が厚くて艶があるなど諸説あるようです。
それでも、島根県の津和野の地名はこのツワブキの野から来ているらしく、
漢字の表記は違っていても、津和野の町の花はツワブキだそうです。
 
 

 

22年(令和4年)12月 茨城 鹿島神宮にて
 

 

23年(令和5年)2月 東京両国 回向院にて
 
江戸時代に明暦の大火や安政の大地震で亡くなられた多くの方が埋葬された
両国の回向院でもツワブキを見かけました。
 
ツワブキの花言葉は「困難に負けない」
なのだそうです。
 
幾度となく襲った大火、安政の大地震や関東大震災、そして東京大空襲
数々の困難を乗り越えてきた災害都市東京にこそ
ツワブキが相応しいのかもしれないですね。
 
今日もお付き合いいただきありがとうございました。