セツブンソウ

 

冬至を過ぎると、
日に畳の目ひとつずつ日(陽)が延びる
などと昔の人は言いました。
1月初め(今年は6日)の「寒の入り」から小寒・大寒を経て、
寒が明ける前日を節分といい、翌日が立春です。
そんな時期に可憐な花をつけるのがセツブンソウ(節分草)です。

秩父の四阿屋山山麓にて

 

春先の他の草花が動き出す前に、

可愛らしい花を咲かせるのは主にキンポウゲ科の花々です。

花期が短いことから

英語圏では Spring ephemeral ~春のはかない命~ 

なんていう言い方もあります。

 

 

ただ、秩父の四阿屋山(山頂は770mくらい)は麓とは言え標高は少しあるので

節分の時期にはまだセツブンソウは咲きません。

 

小鹿野町観光協会のHPに開花情報が出ます↓

 

 

一方、セツブンソウには外来種もあります。

南ヨーロッパ原産といいますから、スペインやイタリアあたりでしょうか。

16世紀ならさしずめ「南蛮渡来」の珍品だったでしょう。

 

南欧原産の黄色いセツブンソウ キバナセツブンソウ

 

 

これから早春の花たちが次々に咲き出します。
それを考えると心がウキウキします。花の季節がやってきます。
 
本日のお付き合いいただきありがとうございました。