スイセン

 

寒い季節に花をつける植物にスイセンがあります。
早咲きのものは関東地方では1月になると咲き始めます。
一般的にスイセン(水仙)というと、ニホンスイセンなのだそうです。
 

我が家のニホンスイセン
 
ただ、困ったことにスイセンにはドクロドクロがあります
化学的には、リコリンやタゼチンといったアルカロイドなのだそうです。
ニラと間違えて食べて、食中毒を起こすケースが過去から何件も報告されているようです。厚生労働省や各自治体なども注意喚起をしています。

 

こちらは新潟市のHPでの注意喚起↓

 

こちらは全部黄色のラッパスイセン
 
幸い死者が出るほどの猛毒ではないので、嘔吐などの症状にとどまっていますが
気をつけたいですね。
とはいえ、都会暮らしをしているとニラとスイセンが同居するような状態には
めったになりませんけどね。
 

真っ白なフサザキスイセン スイセンの中では開花が早い

 
ふとこんな句を見つけました。
 

一茎の水仙一塊の冬菜かな  山口青邨

だから、食べちゃいけないって!

 

 

冬に咲く花だけあって、温かみよりも冷たさ、陽よりも陰、明るさよりも暗さのイメージが強いような感じを受けます。ちょっと可哀想な感じです。そんな中、同じ青邨の句でいい感じなのも見つけました。
 
成人の日や水仙の青莟 山口青邨
1月の成人の日を迎える若者とスイセンのつぼみの若々しさを呼応させた感じで
すごく響きました。そういえば、我が家の息子たちも今年成人式でしたニコニコ
 
 

上野公園 寛永寺のニホンスイセン
 
これから寒風の中、地域によっては雪の中でも、
スイセンが健気に可憐に花を咲かせます。
 
本日もお付き合いいただきありがとうございました