まずまず満足

ブローザホーン、重賞初制覇!

京都競馬場 芝2400m 良馬場

結果

1着⑧ブローザホーン 菅原明良 2:23.7

2着⑬サヴォーナ

3着⑭サトノグランツ

4着⑦ハーツコンチェルト

5着⑨カレンルシェルブル

 

馬場 Aコース:ほぼフラットだが若干イン有利 クッション値9.4

開幕週は冬らしい京都の重い芝だが、4年前ほど重くない状態。2週目は開幕週より馬場が軽く若干だが内側有利になった。

 

展開:Hペース

楽に逃げると思った④リビアングラスは普通に出たが、外から⑥ディアスティマが気合をつけて押して押してハナを主張。リビアングラスは2番手に控えて、外からは好スタートの⑫シンリョクカがこれに続く。3頭が競り合う形になって1角手前で3馬身離れて4番手に8枠2騎。内に⑬サヴォーナ、外に⑭サトノグランツ。2馬身離れ得て2頭を見る位置で⑦ハーツコンチェルト、その内には②ナイママ。半馬身で⑤レッドバリエンテ。その後ろ2馬身で1番人気⑧ブローザホーン。2馬身離れて⑨カレンルシェルブル、その外に⑪ヒンドゥタイムズ。さらに3馬身で後方は③インプレス、その内に①リレーションシップ。2馬身離れた最後方に⑩ハーツイストワールという形。前の3頭が引っ張って1角ですでに縦長に。テンの3Fは33.7秒と予想外の速い流れで全馬コースロスがほとんどない状態に。1000mの通過は58.3秒とそのまま流れて、その後ペースは緩むも前半1200mは1:10.6馬場を考えるとかなり速いながれ

 

坂の登りでペースが緩むも下りでペースアップして一団になって4角へ。残り600mのハロン棒では先頭ディアスティマに外からサトノグランツ、これをマークするように外からハーツコンチェルトが差を詰めて直線へ。ディアスティマが粘るがサトノグランツ、ハーツコンチェルトが並んで間のシンリョクカが脱落。外の2頭がディアスティマを競り落とすと、大外からブローザホーン、内からはサヴォーナが2頭を捕える。ブローザホーンの伸びが勝ってサヴォーナに1馬身の差をつけてゴール板を駆け抜けた。あがりの3Fは36.4秒テンの3Fより+2.7秒遅く後半の1200mは1:13.1前半の1200mよりも+2.5秒とあがりのかかる競馬で前傾ラップの厳しい流れになった。

 

1着ブローザホーン:速い流れを中団待機で脚を溜め、外めを上がって直線で一気に差し切った。速い流れに助けられた部分はあるが、ややイン有利の馬場で外を回って差し切ったことに価値がある。特に勝ち時計がレースレコードタイの速い時計を勝ち切ったことに意味がある。心配した菅原も中野調教師にきっと最後の重賞をプレゼントできたはずで、うまく我慢した騎乗で合格点だった。小柄な馬が57kg背負って勝ち切って、馬体がさらに大きくなればもっといいので、中距離以上で活躍を期待したい。

 

2着サヴォーナ:前3頭がやり合ってくれて離れた4番手の内側をすんなり確保して、馬場のいい内側を追走する展開に恵まれた。あとはじっとインで我慢して坂をゆっくり登ってゆっくり下るお手本の騎乗で直線も内を突いて差した。池添の好騎乗に依るところが大きいが競馬が上手なのも確か。強さは感じないが、このレースのような展開では力を発揮しそう。

 

3着サトノグランツ:道中はサヴォーナの外で終始1頭分外を回らされたうえに、斤量の57.5kgもあって早めに動いたが目標になってしまった。サヴォーナとは+1.5kgの斤量差があってのもので最後が甘くなったがやむを得ない結果というところか。内容的には悲観するものではなかった

 

4着ハーツコンチェルト:速い流れをサトノグランツをマークするような位置でレースを進めて直線ではサトノグランツに併せに行ったが伸び負けたうえに、内と外から差された。上位入線した同世代の2騎よりも斤量に恵まれていたことを考えると物足りない結果。確かに実績のない右回りではあったが、今回は菊花賞のようにトップナイフに蓋をされるようなこともなかったわけで能力的な限界かも。配合的には、安定性に欠けてあまり優秀とは言えないので、このあたりで頭打ちになるのか、左回りで巻き返せるのか注視していきたい注意注意

 

5着カレンルシェルブル:後方のインで脚を溜めて、直線だけ外に出して追い込んだ。とはいえ、勝ち馬から0.9秒、4着からも0.3秒離されており、先行馬に厳しい流れになったことで拾った掲示板でレース内容的には価値は低い

 

明け4歳馬は、重賞未勝利の57kgを背負った5歳馬に敗れた。このあたりを見ても明け4歳牡馬のレベルの低さが表れているようにみえる。

 

馬券はブローザホーンから。押さえだったが馬連と3連複をしっかりゲット。ペースは読みとは違ったが、厳しい流れになったことで紛れがなくなった。先週の負け分を回収してプラス収支に浮上したのでまずはよし。

そしてなにより、

全馬が無事にゴールしてくれてよかった!