カイマクル地下都市で変なトルコ人男性につきまとわれる。 | MiSTANBULのルンルン♪トルコ日記

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トルコ雑貨屋MiSTANBUL店主が書く、
トルコ・日本・オーストラリア・その他の国でのルンルン生活日記。

デリンクユからカイマクルへ移動し

 

親切な車掌さんに見送られながらバスを降りました。

 

私達の目的は、ここでもう1つの地下都市を見学すること。

 

 

カイマクルの地下都市を訪れるのは

 

私はこれで3回目。

 

デリンクユからネヴシェヒルに戻るまでの途中にどうせあるのだから

 

せっかくだから寄ってみましょう、という感じで立ち寄った具合です。

 

 

カイマクル地下都市の入り口は工事中で

 

入場券をチェックするゲートがありませんでした。

 

私はどうせミュゼカードを持っていたけれど

 

Eちゃんはチケットを買う必要もなくそのままスルー。

 

一応係員が常駐するチケット売り場があったので

 

団体の場合はそこでチェックされるんでしょうね。

 

 

このとき、私達2人をエスコートするように

 

1人のトルコ人男性が、バスを降りてから地下都市の入り口まで

 

話しかけながらついてきました。

 

その人はデリンクユのビュッフェで、私達が暇つぶしをしていたときにそこにいた男性のうちのひとりで

 

そのときもずっと私に話しかけていたのでした。

 

 

ビュッフェで話していたことは

 

彼もあちこちトルコ国内旅行をしている、とのことで

 

サフランボルがきれいだったとか

 

カッパドキア地方ならオルタヒサルがお勧めだとか、

 

そんな当たり障りのない話。

 

 

年のころは40代前半ぐらい?

 

そこそこ背も高く、身なりも悪くなく、

 

すごいハンサムでもないけれど、決して不細工でもない、

 

いわゆるどこにでもいそうなトルコ人。

 

 

私は全然記憶になかったのですが、

 

Eちゃんが「あー!」と思い出したように彼に言いました。

 

「あのときギョレメに戻るバスの中で一緒だったよね!」

 

と一昨日前の話をすると

 

その男性も「そうそう」と相槌を打つ。

 

へえ~、よく覚えてるね。

 

「うん、こっちをじっと見てたもん」とEちゃん。

 

 

そんな話をしながら

 

地下都市にいざ入ろうとすると、その男性は

 

「自分はこの近くで用事があるから」

 

と、遺跡には入らず、私達を見送るだけでUターンしてその場を去りました。

 

 

この人は旅行に来たんじゃないの? と、ちょっと不思議に思いつつ

 

地下都市見学に臨む私達。

 

 

 

正直地下都市はどこも同じように見えるもので

 

この30分前にはデリンクユを見学していたEちゃんは

 

カイマクルではそれほどの感動が無かったご様子。

 

さらりとした見学で終わりました。

 

 

そして私は、ネヴシェヒル行きのバスが何時に出るか確認しようと、

 

お土産物屋さんの間を通り抜け、バスターミナルへ歩きます。

 

ついでにその付近にあったATMでお金をおろさなくちゃ、そろそろ現金が底をついてきた。

 

 

ATMを目指して遠くを眺めると

 

はるか前方に、例のトルコ人男性がいるのを見つけました。

 

 

瞬間的に、何かヤバイ、と感じた私。

 

私の後方でおみやげを見ていたEちゃんに

 

あの男の人がまだいる!何か怪しいから見つからないように隠れよう!

 

と、Eちゃんの腕を引っ張って、そこにあったオヤ屋さんへ。

 

 

そのお店、2014年10月に、パッケージツアーに参加したときに訪れた、ナズさんのお店でした。

 

 

久しぶりの再会を喜びつつ、ちょっとだけオヤを購入。

 

 

ナズさんに、この辺りにATMはどこにあるか尋ねると

 

バスターミナルの脇にしか無いと言う。

 

 

ふーむ。

 

どうせバスに乗らなきゃネヴシェヒルに戻れないし

 

そろそろあの男の人もいなくなっているかもしれないし

 

いつまでもここで時間を潰しているわけにはいかないので

 

意を決してATMまで歩いていくと

 

当然の如く、その男性はすぐに私達を見つけ

 

嬉しそうにすたすたと寄って来ました。

 

 

手にはいくつかナザールボンジュウのストラップを持っていて

 

それを私達にくれる。

 

 

結局そこのATMは故障中で使えず

 

仕方ないのでネヴシェヒルに戻ってから別のATMを探すことにしました。

 

 

男性は親切なのかお節介なのか

 

「ここで待っていればいつかネヴシェヒル行きのバスが来るよ。

 

まだ時間がありそうだからチャイでも飲む?」

 

と私達から離れようとしません。

 

 

なんだかうさんくさい・・・

 

 

と、私の胸の内の警戒警報はさっきからアラームが鳴りっぱなし。

 

 

この人、ここら辺で用事があるから、って地下都市に入らなかったけれど

 

きっとそれは嘘だったんだ。

 

カイマクルに寄る用事なんて最初からないくせに

 

私達につきまとうためにわざわざバスを降りて、

 

ここで私達の見学が終わるのをずっと待ってたに違いない。

 

 

うわ~、なんだか困ったことになったなあ・・・。

 

ネヴシェヒルまでずっと一緒についてくるつもりかしら。

 

もしかしたらその後の行程も?

 

 

さて、その後私はいったいどうやってこの男性を巻いたでしょう?

 

次回に続きます!

 

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