内蔵HDDの調子が悪くなってしばらく放置していたiMac Mid2010 27inchのHDDを交換してみました。しばらく放置していた理由は、故障してから自分でSSDに交換しようとしていたのですが、この型のiMacは純正のHDDに対応する温度センサーが、純正以外のHDDやSSDには対応していないのでどうしようか悩んだまま忘れかけていました(笑) 温度センサーの対策を無視してつけるとファンがブオッーと音をたてて大変なことになります。ネットで調べるとアプリでファンを制御している方や、センサーのピンに針金を繋げてショートさせてたり、かなりの裏技を駆使している人を見かけたのですが、その方法はどれも嫌だなと(笑) タイミングよく欲しかった温度センサーケーブルが半額で手に入る事になり、HDDは何個かあるので久々にiMacをバラしてみました。以前、バラしたiMac Late 2009と方法はほぼ同じです。

 

モニターの画面は、マグネットで止まってるだけなのでダイソーとかにある吸盤つきフックでパカッと外します。さらにトルクスネジ8本を外します。T10です。モニターと本体は基本的には4本の線が繋がっているのですが、自分は面倒なので一つだけしか外さないで作業します。

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iMac上から開けます。これがその一本のケーブルを外した状態。

 

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するとこういう風に開けることができるんですね。ちなみにマッキーのペンが最適です。モニター側にマッキーのペンサイズの丸い凹みがあるのでそこにうまくハマるんです。車のボンネットを開ける要領ですね。サイドに2本挿します。

 

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ちなみにiMacはこのように寝かしてやった方がやりやすいです。立てながら作業する方もいるみたいですが、最初にモニターと本体を分離するトルクスネジが8本あるのですが、マグネットが近くにあったりで奥に入り込んだりすると思うので、初心者は寝かしながらがベスト。iMacの足部分があるので箱や低い椅子等で間を作ってやると良い感じです。

 

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ここから純正のHDDと温度センサーを全て外します。

 

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外すのはT8を使います。最初のモニターとの分離で使うT10と、この2本があれがOKです。この2本がないと無理ですね。

 

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純正HDDを取り除きます。HDDはマウンタごと取った方がやりやすいです。

 

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これが純正の温度センサーケーブル。純正HDDにしか使えないのでもう必要ありません。純正のHDDがゲットできるなら使い道ありますが、Apple純正のHDDを購入するというのはコスト面で現実的ではありません。

 

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左がApple純正で右が今回新しく取り付けるHDD。HDDのマウンタと下にあるクッション、2本の出っ張り棒みたいのは移植してください。クッションは両面テープで着いているのですが、粘着力がまだあるのでそのまま付けれます。マウンタのトルクスネジ2本と出っ張り棒がネジになっていてT8が合計4本です。僕は予備があるのでマウンタと出っ張り棒のどちらも付いている状態で写真を撮っています。

 

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今回、購入した温度センサーケーブルと新しいHDD 1TBを装着します。温度センサーケーブルは、"OWC iMac late2009/Mid2010用センサーケーブル In-line Digital Thermal Sensor for iMac 2009-2010" です。結構、良いお値段します。工具系の無い方は、トルクスドライバーや吸盤のセットはお買い得かもです。

 

 

 

 

 

 

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装着完了!写真にはありませんが、温度センサーは両面テープのみで不安なのでセロテープを上から貼ってみました。後は逆の手順で戻していきます。作業時間は、ゆっくりやってここまでで約45分位です。

 

OSを再インストールをします。再インストールなのですが、自分は「コマンド+R」のリカバリーモードを何度かやったのですがハテナマークが出ちゃって認識できなかったのですが、OSインストールDVDがあったのでそこから起動したらいけました。その後は、Time Machineから必要な情報だけ引き継いで無事に立ち上がりました。

 

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起動したらこっちのもん、後は怒涛のアップデートです。このiMacは、最終OSが、10.13.6 High Sierraなのでそこまでネット経由でアップデートします。次にこいつが調子悪くなったら当初の予定通りSSDを入れましょう。まだまだ使える1台にになりました。