東京美術館日誌1 | 上田馬之助のブログ

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2月末の三連休で東京へ行ってまいりました!

東京旅行の一日目は東京の新橋にあるパナソニック汐留美術館へ、ちょうど今の会期は帝国ホテルの建築家フランク・ロイド・ライトの展覧会をやっていたので行ってみたところ!

受付の方「2月17日から土日祝は日時予約制になってまして2時間待ちになっております」

な、何だって!?確かに美術館前に沢山人がいましたが、まさかそう言うことだったとは…。


会場は目の前ですがせっかく東京まで来て2時間も無駄に潰すなんて愚の骨頂ですので早々に諦め、中目黒にある現代日本画の美術館、郷さくら美術館へ行き、古代ギリシャの遺跡を日本画で描くことで有名な村居正之さんの展覧会を楽しみました。

これは一昨年大阪の百貨店で一週間ほどのごく短い期間やっていたようなのですが、その時はリサーチ不足で見落としてまして、ぜひ行きたいと思っていたのです。


その後は六本木にある国立新美術館でフランスの国民的画家アンリ・マティスの展覧会へ行きました。

マティスは絵画では色彩豊かな表現を、彫刻では本質を鋭く捉えた造形といずれも優れた才能を示しましたが、本人の中でうまく接合できずにいました。さらに病気で体力が落ちて作品作りが難しくなったところに、切り絵に出会い一気にインスピレーションが湧いてきたそうです。

マティスの代表作である切り絵の大作が一堂に揃い、他に実際に使っていた家具やアトリエの備品などを見てマティスの人物像が細かく感じられる展覧会でした。

写真は今回来日した切り絵の大作「花と果実」です(人のいない全体像は撮れなかったので、ニース市立マティス美術館の展示風景写真を転載)。

この日は最後に皇居近くの竹橋にある東京国立近代美術館で中平卓馬さんの写真展を見ました。芸術新潮という雑誌で紹介されていて、時期も合うので折角だから行ってみたのですが、写真を通じて社会運動に広く関わろうと言論を展開する人だったらしく短時間ではややこしくて理解できない部分も大きかったです。