エッシャー展へ行って来ました@佐川美術館 | 上田馬之助のブログ

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この日曜日に滋賀県守山市にある佐川美術館にいって参りました。
佐川美術館は佐川急便が運営する私立美術館です。
・シルクロードを主な題材とした平山郁夫
・生き生きとした女性のブロンズ像を制作した佐藤忠良
・千利休好みの茶碗を作った楽吉左衛門家
の絵画、彫刻、陶芸の三部門を中心に常設展示を設けています。
その他に全国のいくつかの美術館を巡回する企画展を度々開催しています。
企画展だけで時間オーバーしてしまうのがしばしばなのですが、今回のお目当てはだまし絵で有名な版画家のエッシャー展。理屈抜きに楽しめるだまし絵、しかもNHKプロモーション後援とあって、いつもの佐川美術館に比べると若いカップルや親子連れでかなり賑わっていました。
エッシャー展は数年前のあべのハルカス美術館も行きましたが、その時よりもエッシャーの画業を全体的に網羅しようとしている感じでした。個人蔵の蔵書票を出して来る辺りなど正にそれです。
タイルを敷き詰めるようにクラインの壺の原理通り画面を埋め尽くすテセレーション、モチーフがどんどん変形してゆくアハ体験を思わせるメタモルフォーゼなどだまし絵だけでないエッシャーの魅力を掘り起こそうとした素晴らしい展覧会でした。