朝に思うこと。 | 届かない手紙

届かない手紙

自死遺族〜
最愛の夫を失った妻の記録。
二度と戻らない日々…
行き場の無い気持ち…
もう二度と届くことのない夫への想いを綴る。

おはようございます。

と言ってももうお昼が近いですね。

 

週末の朝は普段より少しだけのんびり。

 

朝目が覚めて一番最初に思う事は…

隣に夫がいないことを毎朝思い知らされる瞬間。

「今日もまた1日が始まるんだ」という絶望。
 
朝方微睡の中、夫の布団にそっと足を入れて暖を取る。
それに気づいた夫が抱き寄せて布団に入れてくれる。
そういう幸せな朝を迎えることはもう2度とない。
 
寒がりな私を温めてくれる夫はもう、どこにもいない。
 
ぼんやり遺影を眺め、心の中で挨拶をする毎日。
 
 
変わり果ててしまった朝のルーティン。
このままでは自分が持たない。
 
毎朝絶望を感じても、私は生きていかなければならない。
新しい朝のルーティンを作ろう。
 
写真の中でいつもと変わらない笑顔を見せるあなたに挨拶を済ませ、カーテンを開けよう。
少しでも明るい気持ちになるように、元気が出るようにベランダ菜園を始めよう。
天気を見て、水をやり、植物を眺める毎日。
 
4月に植えたばかりの植物たちは日に日に育ち立派な芽を出し、鮮やかな花を咲かせるようになりました。
 
 
こちらの写真はルビーアンという苺です。
まだかな、まだかな、と花が咲くのを楽しみにしていました。
気温が下がろうと、雨が降ろうと、強風に吹かれようと、日に日に変化する植物たちの姿を見て「あぁ…生きているんだな」と感じます。
 
ちょうど花で隠れてしまっていますがたくさんの蕾も。
 
元々植物や自然を見るのが好きではありましたが、より一層自然が好きになりました。
 
自分で育てた花も夫にお供えできたらいいな。
 
問題は…冬です。
雪が降り長い冬を迎えるこの土地ではベランダ菜園はお休みになります。

 

それまでに何か探しておかないと。

 

 

 

 

 

 

朝に思うこと

 

 

 

 

 

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