悩みを人に相談するかしないか…。
私はあまり一人で抱えることは無く、誰かに相談します。
結婚前までは相談といえば親にすることがほとんどでした。
結婚をしてからは夫の価値観と私の価値観をすり合わせて歩み寄って答えに辿り着くことが増えていきました。
私は自分に自信がないのでいろんな人に相談していろんな意見を聞いてその中から改めてじっくり考え自分の考えを纏めて行きます。
時にそれが混乱のもとになることもあります。
それでも誰にも相談をしないということはほとんどありませんでした。
気付けば親の価値観と自分の価値観が合わないことも増えていったように思います。
そうやって親から巣立って新たな家庭を夫と一緒に築いてきたんだと思っていました。
反対に夫はどうだったのでしょうか…。
私から見た夫は何かを誰かに相談するようなタイプではありませんでした。
じっくり自分と向き合い、考えに考えて一人で答えを出す。
今まで夫に何かを相談された記憶はありません。
いつも決まって何か考えている様子があり、その後自分の中で出た答えを私に提案してくるのです。
小さな出来事はともかく、大きな出来事にはいつも驚かされました。
こちらからも話は聞いて意見も言ってみるものの、彼の中で答えが出たことを覆すような意見は持ち合わせていませんでした。
私が悩んでばかりでなかなか答えを出せずにいる姿を見てきたのも相談されない理由の一つだったかもしれません。
基本、夫がそう決めたのならそれが一番いいのだろう。
そう思って寄り添ってきました。
まさか何の相談もなく自ら命を絶つとは思ってもみませんでした。
亡くなった後、誰に聞いても夫から相談は受けてなかったと。
夫に話を聞いてもらったり愚痴を聞いてもらうことはあっても、夫から悩みは愚痴を聞くことは無かったと。
夫は一人でずっと思い詰めていたんです。
誰にも話さず、自分と向き合い、毎日毎日…。
私にとって夫は誰よりも信頼できる相談相手でした。
夫にとって私はそういう存在ではなかったのでしょう。
プライドもあったのでしょう。
こういう夫でありたい、こういう父親でありたい。
心配かけたくない、不安にさせたくない、と。
サインは出ていたのに見逃した。
普段の夫の様子も相まって日常と化してしまった。
悩み考えてる最中なのだろう。
きっと答えが見つかったら話してくれる。
それまで急かさず待っていよう。
それが大きな間違いだったとも気付かないまま…
夫は私たちの前から姿を消した。
相談をしてくれていたら何か違ったのかな。
無理やりにでも話を聞いていればこんなことにはならなかったのかな。
考えても考えても答えはわかりません。
夫が亡くなった今、私には相談する人がいません。
正確には相談が出来ません。
みんな「なんでも話してね」とは言ってくれるけれど…。
特に子供の事。これからの子供の将来。
相談相手だった夫の代わりはいません。
夫の言葉を思い出し、一緒に見るはずだった未来を想像し、大切な夫との子供の成長を見届けたいと思います。
いつか息子が道に迷った時、夫と同じ道を選ばない為にも…
相談したり悩みを打ち明けられる存在の人が一人でも多くいることを願います。
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このブログを見つけてくれた方へ…。
家族には話せない…
友人にも話せない…
誰かに聞いて欲しいけど…
話したらどう思われるだろう…
自分の悩みは他の人に比べたら大したことじゃないのかもしれない…。
大したことない悩みなんかないです。
大したことじゃなかったら悩んでいないんです。
人と比べる必要もありません。
あなたが辛いなら
あなたが悲しいなら
あなたが苦しいなら
それは今あなたにとって誰よりも何よりも
辛くて悲しくて苦しい事なんです。
ブログを書いていてもブログに書けないこともあります。
私でよければお話聞きます。
全く知らない人だから話せることもあるでしょう。
資格も知識もありません。
アドバイスなんておこがましくて出来ません。
ただ、あなたの話を読んで受け止められたらと。
少しでも誰かの役に立てるなら…そう思っています。
メッセージからお気軽にどうぞ。
たった一言でもいいんです。
独りじゃないんだって思ってもらえたら…いいな。