最近のフェス事情は凄い事になっていますね。群雄割拠というか戦国時代というか、物凄い時代になっています。ここまでフェスが日本中で開催されて、そして明らかに飽和状態って思われながら人気のあるフェスはチケットが取れなかったりします。物凄い人気です。
個人的にも先行予約がハズレてしまったフェスがあります。当たったら記事を書くね。
フェスって昔から行ってますが、以前は夏だけでしたよね。夏に向けて春先から盛り上がっていくのがフジロックとサマソニだったのですが、もういまはまったく違う。
ゴールデンウィークに千葉県蘇我市で開催されたジャパンジャムに行ってきたのですが、カルチャーショックを受けた。いままでのようにフェスを行く前にいろいろ音楽を聴いて『予習をしてから楽しむロックファンの闇の集会』って思っていたロックフェスが『みんなに解放された気軽に参加できるイベント』になっているんですよね。ピクニックに来ているって思わせる人がそれなりにいた。
ロックフェスってどこか狂気というか毒気があるものだと認識していた。
サマソニ、フジロック共にロックという音楽に内在する特有の『毒気』が魅力だったりするのですが、ジャパンジャムには毒気がなかった。良い悪いの問題じゃない、時代は変わっているんです。
ジャパンジャムでライブを楽しみにしていたアーティストがいました。THE ORAL CIGARETTS。
日本人の4人組みのロックバンドです。
邦楽ファンだけでなく洋楽ファンも、ロックファンはみんなTHE ORAL CIGARETTSが好きですよね。ボクも好きです。楽曲がカッコ良く、演奏も上手、歌詞もいいですね。
ただ若いルックスがいいお兄ちゃんがロックしているだけじゃない。
毒気があるんです。
名曲『狂乱 Hey KIDS!!』の動画を時間があったら見てください。この曲はボクが最近一番聞いている曲ですね。4月で一番聞いた曲かもしれない。歌詞も素晴らしいです。
♪狂ってHey Kids!! 戻れない場所を探して
♪狂ってHey Kids!!くだらないエゴを飛ばして意味のない抗争
イケメンのお兄ちゃん達ですが、いろんな事を考えているんですねー。『くだらないエゴを飛ばして意味のない抗争』、なかなか言えないよ。
ロックフェスがみんなに解放されたイベントになっているのは時代なのかもしれませんが、若いファンが毒気のあるロックバンドを正当に評価しているのは素晴らしいと思います。みんなロックという音楽を明るい8ビートの音楽って思っていないんですよね。毒が必要です。
動員力があるって思われる引っ張りだこのロックバンド、10FEET、SiMなどが正当に評価されるのも素晴らしいと思う。日本のロックフェスの未来は明るい。
みんなおっさんおばさんになってもロックフェスに行ってね。いまの若い人がおっさんおばさんになってロックフェスに行かなくなったらフェスという素晴らしい文化が終わってしまいます。
いまの若い人達に『こうやるんだっ!』って見せつけるためにミッシーおじさんは今日もフェス代を稼ぐ為に一生懸命働きました。暑かったねー。早くフェスに行きたい・・・。
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