メインイベントです。藤田と石井のタイトルマッチ。総合格闘技ルールです。
チャンピオンの藤田。
さすがに年を取りましたね。ただ43歳で総合格闘技ルールで戦うのは立派です。
対戦相手の石井。ご存じ北京オリンピックの柔道金メダリスト。
アマチュアの実績は抜群ですけど、どこかオーラがないというか。
せっかくオリンピックで金メダルを取ったんで、レプリカでいいから金メダルを身につけて入場してほしい・・・それじゃカート・アングルか。
なんか地味な感じの人ですね、まだ27歳ということですが・・・。
試合が始まります。セミファイナルとは違い緊張感のある試合展開。
元柔道金メダリストの石井とアマチュアレスリングの実績がある藤田。どんな試合展開になるのかな?って思っていたらずっと立って打ち合います。組み技の選手というよりボクシングの選手のようなファイトスタイル。
お互いの出方を警戒するようにある程度の距離を保ちながらの攻防。ボクは距離感を間違えロープにピントがあった写真を撮ってしまっています。試合なら致命的なミス、ぶん殴られています。
緊張の1ラウンドが終わり・・・
笑顔の女性登場。そういえばこの大会、女性がまったく登場していませんね。PRIDEのアナウンスで有名なレニー・ハートさんとラウンドガールぐらいです。
2ラウンドも緊張が続く戦い。
やや戦況が石井優勢になってきました。ただ藤田は打たれ強いですからね。そんな簡単にはやられません。ただ途中でローブローがあり、試合が中断。チャンピオンシップなので、試合がローブローで反則負け、藤田防衛っていうことはなかったと思われますが、中断時間が長かったのでちょっと不安でした。
中断後も石井の打撃が決まります。
結構いい打撃を喰らっていたと思うのですが、ダウンせず。
第3ラウンドにいきます。
5分3ラウンドの試合形式のため、最終ラウンドになります。
ここまではローブローで石井がイエローカードを貰ったとはいえ、それ以外では圧倒的にポイントでは優勢なはずです。
ただ両者とも判定勝ちを狙ったりせず、KOか一本勝ちを狙ってくるでしょう。死力を振り絞った最終ラウンドがスタート。
石井が藤田を追い詰めます。打撃を何度も喰らってもダウンしません。
さすがチャンピオンです。
体重が100キロ以上ある石井の打撃、効いていないわけがないですけど、藤田は倒れません。執念でしょう。リングサイドの一番前の席で先程試合をしたジェロム・レ・バンナが石井を物凄い大声で応援しています。試合中にその元気さを出して欲しかったのですが・・・。
石井も物凄いラッシュをかけて藤田をKOしようとしたのですが、藤田は執念で倒れず。
結果は判定。この猪木ボンバイエの総合格闘技の試合で始めて判定での決着になりました。
結果は石井の勝利。石井が新チャンピオンになります。
試合後はノーサイド。試合前は紙面上で舌戦をしていた両者ですが、認め合ったんでしょう。
両者ともよく戦いました。判定という結果ですが、ベストバウトでしょう。
43歳の藤田。「まだ総合ルールで試合やるのかよ」
27歳の石井。「格闘技バブルが崩壊してからの格闘家転向、生まれてくる時代が遅いよ」
そんな声もあったかと思います。
(アナタが個人的に思っていたことでしょ?)
そんなつまんない意見をはね飛ばす激闘でした。素晴らしかったです。
試合後はもう一度選手と猪木がリングに上がり、1,2,3ダァーッ!で締めました。
セミファイナルのときはどうなるかと思ったんですけど、メインイベントの激闘とダァーッ!でハッピーエンド。
まあ、終わりよければ・・・ってことで。
いろいろあったけど、観に行ってよかった。
試合後の石井。やっと笑顔が出ました。
ファンの声援にこたえる石井。オリンピック金メダリストという肩書はあるかもしれませんが、まだ27歳の若者です。
青木も楽しそうでしたね。客席の写真を撮ろうとしてます。
試合中とまったく別人のようでした。
2013年最後のお祭りでしたね。
去年は荒れた感じで終わった猪木ボンバイエですけど、今年はハッピーエンドを迎えられて猪木がほっとした表情をしていたのが印象的でした。
途中、いろいろあったけど、面白いイベントでしたね。格闘技イベントというよりお祭りとして見に行ったほうがいいのかもしれません。これはお祭りだって思って試合に出場している選手もいますからね。
ジェロム・レ・バンナがセミファイナル終了後に言ってましたけど
バンナ「ハッピー・ニュー・イヤー!!」ってことです。
今年もプロレスを見に行くと思います。そのときはまたブログで記事と写真をアップします。
今年もよろしくです。ハッピー・ニュー・イヤーァァァッ!
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