【インド旅行記 第2話】カースト制度の伝承 | 大野みさきのブログ♪

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ペンネームMisssimこと大野みさきの何気ない日常を書き綴ったものです。ワイン輸入会社を経営しているのでビジネス、ワインのウンチク、お勧めレストランやバーの情報、お料理やお菓子、旅行、感動した事だったりと・・・・さしずめ写真日記です。

皆様、こんにちは。昨日に続き2010年のインド旅行記です。今回はカースト制度についてです。


【第2話】カースト制度の伝承



今回はインドで発展の大きな妨げとなっているカースト制度について。世界史の授業ではカースト制度は廃止されたと習った。ところが全くその様なことはないという事をアグラーで目の当たりにすることとなる。



インド人からされる質問で一番多いのが、

What's your job?



である。職業がずばりカーストのピラミッドでどの位かを指し示す。ローカルの場合は名前で判断できるのだが、私達にはこれは当てはまらない。その為、外国人は職業を訊かれる事が多い。



CAと答えると彼らの態度は一変する。瞬時に相手との上下関係を見極めて接するのだ。さっきまで偉そうにしていた人が急にペコペコしてくる。



どうりでインド人はエアインディアを利用したがらない訳だ。本来は対等であるべきなのに客よりサービスマンの方がカーストの上位者。そんな航空会社は選びたくない。



例外も多々あるが、インド社会では身分によって就職が制限されているのだ。



ある日、川辺で洗濯をしている人がいた。彼らを指差しインド人の青年がこう言った。


「貧しい人、下位層だよ」

クリーニング屋はそういう位置づけなのか。




「では、こっちの人は?」

木の根元にしゃがみ込んでいる人を指した。

「関わらない方がいい、不可触民だよ」



21世紀の会話だとは思えなかった。アンタッチャブル=神の子と呼ばれる不可触民は生まれながらにして火葬場での死体処理、汚物やごみ処理の仕事しか選択肢がないというのが現実だ。



インドは町中がゴミで溢れている。皆、ゴミは電車の中だろうが軒先だろうがポイ捨て。ゴミはゴミ箱に捨てる!と教えられた私にはどうも道端でポイ捨てをすることが出来ない。それを見たインド人に、



「彼らの仕事を奪う気か」

と言われた。言葉で言い表せない気持ちがグラグラと沸いてきた。



また、仕事はカーストにより全て分業制になっている。宿を例に挙げると、オーナーがいてフロント係がいる。小さな宿でもオーナーの仕事は経営のみ。フロント係はフロント業務のみ携わる。お部屋の掃除係は位によりベットメイキングはするけれどゴミは掃かない。ゴミ集めはするけれどトイレは掃除しないといった具合にカーストと同様に職業が細分化されているのだ。



ヒンドゥー社会に深く根付いているカースト制度により満足のいく教育も受けられない、就ける職業も決まっている。この廃止されたはずの制度が大国インドの発展を大きく妨げている事は否めない。



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ジャイプルの別名はピンクシティ。町中がピンクの建物で溢れている。写真上は風の宮殿。

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スモッグで終日かすんだ空。

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世界遺産のアンベール城もかすむ。

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城内の装飾が美しい。

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お城には要塞が付きものだ。

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シティパレス。貴賓謁見の間の純銀製のポットは世界最大。イギリスに赴く際、沐浴用にガンジス川の水を運ばせたそう。

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シティパレス内の月の宮殿。マハラジャの子孫が現在も住んでいるという居住区。








ここまで読んでくれてありがとう。
【次回予告】便利さ



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