12月20日に大事な約束がある主人公が、二年と少し前に中学の同級生のヒロインと再会したところから始まるお話です。

 

主人公は胃の精密検査で心配しているとき、病院の売店で、ヒロインと再会します。二人は五十代ですが、時折はさまれる中学時代の思い出が胸キュンものです。

 

中学時代のヒロインは家庭環境に問題があり、告白してくる男子を速攻で振り、一人で生きていこうとしていました。

 

その後は、略奪婚をしたり年下に貢いだりで、主人公も離婚して、自分のことも忘れた母親を施設に訪ねています。

 

ヒロインの病気がわかり、主人公は支え、わかり合えますが、一年後の約束をして別れます。それが冒頭の日付です。

 

中学の時、守ってほしいって頼んでないと拒否したヒロインですが、実は嬉しかったはずです。口には出さないけれど。

 

そして今、弱っていく自分を見せたくない、とか、あるでしょうが、口に出せばよかったのでは。でも若い頃にできなかったことが、今もできないのが人間なのかもしれません。

 

焼き鳥屋の老人の数々の心配り、特に思い出の曲でスイッチが入った慟哭にボリュームを上げるところが嬉しいです。

 

 

父に強さを示すために、異星にカリスクという怪物を狩りに行く主人公のお話です。プレデターは知的生物なので、苦悩と葛藤が描かれます。

 

次から次へと現れる怪物を倒したり逃げたりしながら、怪物の巣で上半身だけになって途方に暮れていたアンドロイドのヒロインと出会います。彼女とのやり取りが楽しいです。

 

猿のような子供の怪物(意外と強い)と一緒に3人でチームを組むことになります。

 

カリスクを連れ帰ろうとする地球のアンドロイド軍団に対して、親と知って助けに行きます。

 

これまでの敵を手なずけて利用し、ラスボスは作業用ロボ、と思いきや、どんでん返しが続きます。

 

故郷に戻って、光学迷彩の父親に対して機転で倒したところに、夕陽に映る機体で新手が到着します。

韓国人の脚本家であるヒロインが、雪深い温泉地を旅して、偶然古民家に泊まるお話です。

 

島の海辺の旅と雪国の旅が描かれます。ヒロインは育った家を出てからの日々は、ずっと旅をしていると感じています。そういうことです。共感できます。

 

台風が来る雨の中、海に行ったのは、約束をしたからでしょうか。明日帰る前に、もう一度会いたかったからでしょうか。この劇中作のヒロインは、ここで、かなり冒険します。

 

雪の古民家では、ヒロインも警察沙汰になる冒険をすることになります。

 

宿の主に、客を呼ぶためにここを舞台に作品を書いてくれと言われ、ヒロインの脚本家としての目の付け所が冴えます。

宿の主にそのように言わせた事情が後で明らかになります。