ゲームとネコとチョコ三昧のヒロインが天使(?)のお願いで、恋に落ちる設定をかわそうとするお話です。

 

イケメン軍団や兵士、刀など、次々に現れる胸キュン設定に笑えます。的は転校生、幼馴染、国王の息子に絞られます。

 

同居設定、いきなり文化祭でのかぐや姫。求婚者はもちろんあの三人ですが、ヒロインはまさかのチクリン。

 

ヒロインは最後に誰を選ぶのでしょうか。一生懸命に走る、その先にいるのは誰でしょうか。

 

天使の目的は、意外なところで達せられます。その立役者はなんと、ヒロインが小学生のころ遊んだジバニャン。

 

ヒロインは制服のスカートで暴れまくりますが、ていねいに処理されていて、安心して見ていられます。

 

木村拓哉さん演じる主人公のタクシー運転手が、倍賞千恵子さん演じるヒロインを葛飾から葉山まで、東京の名所を通りながら人生を思い出し、走っていくお話です。

 

主人公には音大付属高校を目指す娘がいて、パートで働く妻とお金のやりくりに苦労しています。

 

いい持ち物から成功したと思われるヒロインには壮絶な人生があり、その後は、前だけを見て生きて、成功のきっかけをつかんだことがわかってきます。

 

成功しても、横浜で食事をした時に隣のテーブルにいた老人のようなものは得られませんでした。

 

言問橋を通り、東京大空襲で、ヒロインの父が死んだこと。好きになった人が北朝鮮の復興のために帰った時、お腹には息子がいたこと。夫は暴力をふるい、ある手段に出たこと。

 

主人公が料金をもらい損ねて、一週間後に取りに行ったときそれまでは言いなりになっていたのに、最後のわがままを、聞いてあげられずに断固として拒否したことを悔やみます。

 

そして、これですべての問題が解決するわけではないけれど、奇跡の時が訪れます。

父の仇討ちを考える16世紀のデンマークの王女であるヒロインと、現代日本の看護師の主人公が、いろんな時代のいろんな国の死者が集まる国で、最果ての地を目指すお話です。

 

雷を落す龍が、時おり空を移動し、この世界で死ぬと今度は本当に灰のようになって消滅してしまいます。

 

土煙の中を移動する馬上の戦い、塀を倒して侵入する群衆、それを撃つ銃の列や大砲の描写が真に迫ります。自然災害の力はそれ以上です。

 

ヒロインの父は殺されるとき、許せ、と言ったことがわかります。復讐のために殺すことは正しいのでしょうか。

 

主人公は、自分の最後を思い出しながら、復讐のためではなく、大切な人を守るために、弓を引きます。

 

最果ての山頂から、透明な光る階段を上るヒロインは、空を歩くかのようです。そこで、仇の叔父を許すのでしょうか。

 

自分らしく生きればそれでいい。キャラバンで、駅前広場で、ダンスする場面が、自分らしくのヒントでしょうか。

 

二人のうち一人は本当は死者ではないことがわかります。