労働用ロボット(レイバー)の事件に対応する警察のパトレイバーが運用されて数十年後、かつてレイバーを動かしたことのある人がいる時代の、運転、指揮、整備のお話です。

 

 第一話から、雪ダルマ型レイバーの暴走を、アーケードの商店街で挟み撃ちにし、電磁警棒や発砲許可を得て鎮圧します。引退する老婦人の幼馴染の思いが熱いです。

 

 事件のない日に妄想が炸裂するお話と、レイバーを使った映画撮影の警備のお話が続きます。

 

 平家蟹型レイバーに撮影事故で火が付いても撮影を続行したり、大魔神型レイバーは監督の変更にAIの自動操縦が対応せず女優を襲ったりします。

 

 レイバーが市民生活に溶け込み、パトレイバーの活躍を、存分に楽しむことができました。

 道祖神の祠を壊してから、嘘を吐こうとすると風が吹いて本当のことしか話せなくなった不動産屋の主人公が、仲間や友人と、住む人や働く人のことを一番に考えるお話です。

 

 冒頭はテキサスですが、その後は日本で、駅近マンション建設にからんだ地上げ、歌手の定期借地権物件の苦情対応、トマト農家を巻き込む大プロジェクト、のお話です。

 

 主人公には神様がついているためでしょうか、風が吹いた時は英語もペラペラ、ギターを手に即興で歌い、風の弾丸をとばす技まで披露します。

 

 居住者の希望をかなえるやり方は、朝ドラ女優の演じる、ライバル業者の女性店員も真似をして喜ばれます。

 

 継続を希望する農地と遊休農地と開発を、一度に解決するプロジェクトを手掛ける友人(?)のため、主人公は退職し正直不動産を名乗ってライバル業者に乗り込みます。

 

 契約条項に一文を加えることで、誰もが納得のいく取引になるところは見事です。不動産業というものが、やりがいのある仕事に思えてきます。

 

 

 冒頭で、深夜バスでドリームランドに行こうとする二人の少女とそれを探すヒロインである先生が描かれ、そこに至るまでのお話です。

 

 少女は、5年前の10歳の時、父親が死んでしまいます。そこに未来の自分からの手紙が届きます。母親はオンの時とオフの時があることが説明されます。

 

 少女は学校では悲惨ないじめを受けるだけでなく、親代わりの男から暴力を受けます。助けてくれた少女も弟と共に、家庭内暴力に苦しんでいます。

 

 ヒロインの学生時代の恋。育ててくれた祖母の死と母親との再会、映像会社の罠とその後が断片的に描かれます。彼女ヒロインにしたことで、間にインタビューが入ます。

 

 時代が遡って、水族館(!?)での出会いが描かれます。この時代と少女たちの時代、二つの時代の親殺しが並行して語られ、クライマックスに結びつきます。

  

 時代が飛ぶことで、また演じる俳優が変わることで話が分かりにくくなり、決め台詞も状況が違うことで心に響きません。湊かなえさんの原作ですが映像化の限界を感じました。