12年ぶりに日本で作られたゴジラです。今までの監督が、怪獣映画 になるのを避けるように、第一作の正当な続編だ、と言っていたのとは違って、これが第一作目だ、という視点に脱帽します。
冒頭の東京湾から、本当にあった出来事をリアルタイムに見るような臨場感があります。はじめのえらを持つ生物からどんどん個体進化を遂げ、今まで見たことのない攻撃を見せます。
はじめ、ゴジラはただ歩くだけですが、活断層による直下型地震並みの被害をもたらします。
放射能も、今では市民が測定することができ、情報がネットで共有することができます。そして首都圏が原発事故並みの避難区域に指定され、日常生活を根こそぎ奪われる避難を強いられる様子も、あり得たかもしれないこととして、現実感があります。
法律に従って、自衛隊が武器を使用する過程が、リアルに描かれます。武器が通じないとき、核兵器に頼ろうとする国連軍に対して、日本は、スパコン、化学工業、土木工事、伝統工芸など、力を結集して、狡猾な外交力も使って、立ち向かいます。
自衛隊の作戦時の音楽や、光線の演出は庵野監督らしさが出ています。怪獣映画ではなく、災害映画としてみれば、日本沈没に匹敵する作品に仕上がっていると思います。
おもしろかったー。