ワキガの改善法のホームページには、
たくさんの人の体験談がかいてありました。

マニュアルを実践して2週間で効果がでたとか、
ワキガの手術でも直らなかったけど、
舌間さんのマニュアルでうまくいったとか

ほんとうかな。


怪しいな。

そう思わずにはいられませんでした。

でも読んでいたら、友達のこどものワキガを1カ月で治した、
ということが書いてあって。

わたしが中学生の時に
ワキガがともだちにばれないかって心配して

学校に行くのもテニスをするのも嫌になったことを思い出した。

もし、あの時に、
ワキガの治療をして、治っていたら

違った中学時代、高校時代が過ごせたのかもしれない。

だれにも相談できずに、悩んでいたあの頃のことを思い出した。


この、「ワキガの治療マニュアル」なんかでうまくいくはずがナイ、と思うきもちと、
でも、この人たちのウキウキした様子がうらやましいと思う気持ち。

両方が行ったり来たり。

わたしが見つけたホームページは、

名医がおしえてくれたワキガ改善法の説明のページでした。



一人で悩んでいませんか?

でももう大丈夫です




この言葉に魅かれて、読んでみる。



ワキガが改善しない問題は私の中にある、という言葉も。

いったいどういうことなのかな。



体験者さんのインタビューの映像を見ていたら、

私とおんなじ悩みだ・・・って。



ホームページを見たときは、ホントに治るのかなって、

わたしもおもったもん。。



手術を経験したのに匂いが無くならなかったんだって。

もう一回手術するべきか悩んでた





上の子が匂いが気になってきたとかで、

やっぱり



本を読んだときは、メールとか電話とかでアドバイスしてもらえるから

ちゃんとできたみたい。



匂いは気にならなくなったし、周りを気にしなくてよくなって

気持ちが楽になった、ともいう。



試してみる価値はあるかもしれない。

ほんとうに。



だまされたと思って、買ってみよう。

だって、手術を受けることからしたら、これくらいならおこづかいで出せるもの。



だんなさんにも言わなくって大丈夫だよね。



ワキガのホームページから、>>名医がおしえてくれたワキガ改善法<<、とかいうE-bookを買ってみた。




わきがを治す手術も考えたけど、

やっぱりちょっと怖いな。



ネットで調べてみたけど、失敗したとか悪化したとかそういうのもあったし。

わきが手術なんてやめた方がいいよ!っていう日記も見つけた。



お金も結構掛かることで

もしするならば、だんなさんに相談しないといけないけど。



なかなか言い出せない。

しかも、そんなにお金を掛けて手術したのに、

効果がなかったとか、かえって悪くなったとか、そういうのは困る。



わきが対策の、というか、におい対策の石鹸って言うのもあるみたいだし、

やっぱり日頃のケアが大事なのかな。



自分で対策するしかないかも。



そう思いながら、まだあきらめきれずに調べていた時に、

急に目に飛び込んできたのが「高額な費用をかけて手術などする必要はありません。」



という言葉。



えっ?思わず、手を止めて、そのワキガのホームページを開いてしまった。





「おひとりで悩むのは終わりにしましょう」と書いてある。

なんか、涙が出てしまいました。





思えばずっと一人だったなぁ・・・。
ママ友たちの会話を聞いて、なかなか積極的になれなくなった。。



だんなさんに話してみようかなと思ったんだけど、

ワキガに気付いていないものをわざわざ自分から言うなんて。



それにもしかしたら、ワキガに気づいているけれど、

言わないでくれている、のかもしれない。



そう思うとなかなか言い出せないの。





この前知ってしまったわきがの手術のことが気になって仕方がない。

住んでいるところから、ちょっと遠くのお医者さんなら、内緒でできるかも。



両わきを手術すると、ふつうは20万円以上かかるみたい。

でも保険適応、なら、5万円くらい・・って聞く。



病院によって、保険診療ができるかできないか、って言うのがまず大事なとこみたい。



美容外科とかで受けることになるとおもうけど、

保険診療をしないとこもあるんだって。





とにかく、だんなさんには内緒で、

保険適用のところ、なら手術予約してみてもいいかな・・





ためしに美容外科に行ってみる。。

けど・・・ワキガ手術が保険適用なのかどうかは、お医者さん次第のところがあるみたいだし。





わきがを手術で治すのがいいらしいって、知ってから、

頭から離れないんだけど。



お金がかかると思うと、勇気が出ないし、そもそもそんな大金

用意できないよ。。
結婚して、普通に生活はしていながら、

子どもが生まれた後、またまた、ちょっとひきこもりがちに。



ママ友との交流がなかなか積極的にできないんです。



「うちのダンナがワキガがすごくってさー」

「えーさいあくー!」



なんて、会話を聞いてしまったので・・。



わたしのワキガに気付かれたら「最悪」って言われるのかなとか

考えちゃうと、なかなかみんなの輪に入っていけない。





これじゃ、子供もかわいそうだよね。。



いろいろ調べてみると、ワキガ治療のための手術ってのがあるのを知る。



実際どうなのかなと。



手術の方法はいろいろあるみたい。



皮膚の一部を切って、そっから器具を入れて、汗腺と皮脂腺を取ってしまうとか。

皮膚を少し切ってアポクリン汗腺を取り除くとか。



あとは、超音波で感染を破壊してしまうとか。



なんか、聞いてるだけでも怖い感じ・・。



実際どうなんだろう。

本当にきれいに治るのかな。





それに、費用も結構掛かりそうだし。

ちょっと調べたら20万円~30万円するんだって。



保険が効く方法ならば5万円くらいになるみたいだけど。





こんなにお金がかかるんだったら、家族には内緒でってのは正直無理。。



どうしようかな。


無事、結婚をして、私なりの幸せを掴み、
旦那さんとはうまくやっていました。

一人目の男の子が生まれたのは、結婚から2年のころです。
初めての出産は30歳。
とてもドキドキしたけど、ちゃんと生まれてきてよかった。

子どもが生まれると、体質が変わるというし、
あの、私を悩ませていたワキガも、もしかしたらなくなっているのかも・・

なんて、淡い期待もありつつ。

でもね。子供が生まれると、何かと人の集まりに行くことが増えてくるんです。

2か月検診、3カ月の母親教室。
赤ちゃんの体重を測るために、健康センターに行くようにもなって。

人に合うのは苦手だったけど、
同じ年の赤ちゃんを持つ、ママたちと、自然に関わるようになっていきました。


あかちゃんを連れて、お互いの家を行き来したり、
人生で一番楽しい時間が来た!と思うほど。

楽しい日々。

でも、その日々も、ある日を境にやっぱり崩れていきました。


ママ友との集まりに行く途中、耳に飛び込んできたのは
「ワキガって最悪だよねー」


もしかして、これは、私に対して言っているのかもしれない、と

そうじゃなかったとしても『ワキガ』は最悪、と言った。
ということは、もし、わたしのワキガに気づかれたら、

・・最悪、って思われてしまうということだ。


そう感じたときから、集まりに行くのが怖くなり。
また、ひきこもりのような生活が始まってしまったのでした。
実は、その時の取引先の人こそ、今の私の旦那さんだったりする。

人の出会いって不思議なものです。





たまたま、合コンがあり、

いつもなら断るんだけど、断りきれなくて参加したら、



その人が来ていたんです。



顔見知りが少なかったせいか、いろいろと話していき、

お互いのケータイの番号を交換。



それから、時々あうようになっていったんです。



でも、やっぱり、ワキガのにおいが気になって。

ぜったいに知られたくない・・。



デートの前は、必ずお風呂に入り、

効くと言われているクリニークのロールオンを塗り、





デートの途中も、トイレに行くふりをして塗り直し・・って。

地道な努力をしていました。



結構たいへんだったなぁ。。





そんな努力の甲斐あって、めでたく結婚。



ワキガも克服、、なのかしら。

旦那さんは、一度も、なにも言わなかったから。



好きな人に気づかれなければ、それでいいかもなぁ。












この前の取引先の男性と話しているとき、

わたしはワキガのことをすっかり忘れて、楽しく話してた。



その時からふと「ワキガだから、って、気にしなければいいのかな」



普通のひとだって、普通に匂ってて、

わたしのはただの気にし過ぎなのかもなーって。



そんなふうに思うようになっていました。







で、シャワーを浴びる前に、自分の服のにおいをかいでみた。

・・やっぱり、気のせいじゃない。



それがわかっては落ち込んだり。



気持ちのアップダウンが激しくて、ちょっとついて行けない。





その取引先の男性とは、その後も何回も会社で顔を合わせるようになった。

どうやら、うちの会社の担当になっていたみたいなんです。



いつのまにか「きょうはあの人来ないかな」なんて、

ちょっとだけ、楽しみに待つようになっていました。



中学の時に、ワキガのことが気になってから、

恋愛ということには消極的で、



できるだけ誰ともかかわらないように、と思ってきたけれど。



もしかして、あの人の事好きなのかもなぁ。
















自分のワキガが気になって、悩んで、ひととかかわるのがつらくなる。
こういうのって、体験した人にしかわからないことなんです。

だから、「わきが なんて気にしすぎ」って言われると、
逆にムッとしてしまうこともあります。


でも、野菜売り場のお兄さんのように、ワキガ体質でも人がたくさんくるところで働いてる人も
当然いるんですよね。


わきがを気にしない、までも、気にしすぎて行動を制限することはないのかな・・。

そう思っていたころ、ある男性に出会いました。
就職した会社の取引先の方です。

職場に案内されてきたのですけど、たまたま、用事のある上司がいなかったんです。

すごく気がすすまなかったんだけど応対をしました。

今、上司は席を外していることを伝え、
少しの間お待ちいただけますか?と。

その人はにこにことしながら、はい、待たせていただきます。


その笑顔が妙に印象的だったんです。

上司が来るまでの間の、数分間、おもわずその人と話し込んでしまいました。
お話があんまりおもしろくって。


そして、ふと気づいたんです。
あれ、わたし、わきがのことを気にしないで話をしてしまった。

こんなことあるんだ。って。

もしかして、わたし、わきがだって思い込んでるだけで、実は匂わないのかも・・・

そう、期待も膨らんでしまいます。




ある日母と一緒にスーパーに買い物に行きました。



野菜売り場に行ったときに、

なにか、かいだことのある、嫌な臭いが漂ってきました。



玉ねぎの腐ったような…におい。

野菜売り場だからかな、悪くなった玉ねぎがあるのかな?と

思ったら、そうではなかったんです。



その野菜売り場で一人のお兄さんが、野菜を並べる仕事をしていました。

もくもくと仕事をしていて、とても熱心な人なのですが、



この「玉ねぎの腐ったようなにおい」が、そのひとから漂ってくるんです。



あ、ワキガだった。。



わたしのにおいよりももっともっと強烈ではあったけど

間違いなく、わたしとおなじ”ワキガ”体質の人だったようです。





とくにワキガを気にするそぶりも見せず、

黙々と棚に野菜を並べています。



でも、1メートル以上離れていても、感じる匂い。



この人はワキガの自覚はあるのかな。

あるとしたら、こんなに人が集まるところで仕事をするのは辛くないのかな。