ブラックスケール•シリーズは、ノーマル、XP、XC、XXで区別してあります。
個々のモデルについての詳細はバレーヒル&ミッションHPを参考にしていただくとして、シリーズごとの開発コンセプトをご説明します。
ちなみに同じシリーズ内に、色々なコンセプトを謳っているモデルが存在するメーカーもありますが、作る側からすると同じ素材(多少変えたとしても)を使って、そこまでモデルを差別化できることが少し不思議です。
(ブラックスケール)
汎用性の高いシリーズとして位置付けするために、特殊な長さやテーパーには一切していません。その代わり、素材はオールマイティーにルアーを使用することを考えて、ダル過ぎず堅過ぎないバランスが良い弾性のカーボンを採用しています。特にオカッパリなど本数を持てない場合、こういうロッドを使って複数のフィールドを釣り歩いた方が釣果が出ます。またボートからでもパターンが分かるまでは、こういうロッドで探っていくものです。
(ブラックスケールXP)
フィールドで、どうしてもウィードやカバーを釣らないといけない場合があります。もちろんノーマルでも対応出来ますが、魚+α(特に琵琶湖)になってくるとロッドの張りやパワーを素材から根本的に見直す必要が出てきます。そのパワーについて徹底的に追求したのが、XPです。もちろん琵琶湖以外でもロッドに強さが必要な場合は使用出来ますが、要するに魚に対してだけでなくフィールドを攻略するためのパワーだと思って下さい。
(ブラックスケールXC)
例えばクランクベイトを使う時。例えばフリップする時。例えばスモラバをやる時。こう言った釣りのパターンがある程度掴めてくると、ノーマルでは物足りなくなります。その釣りのイメージを実現できるように、各モデルごとに専用素材を使い、差別化したのが、XCです。同じシリーズながら全て素材構成が違いますし、ソリッドティップのスピニング2モデルに至ってはテーパーも変えてあります。
(ブラックスケールXX)
パワーロッドの弱点は繊細さに欠けることです。特に琵琶湖で必要不可欠なテキサスリグで、例えば1ozで喰わないのに3/4ozなら喰うと言うようなシビアな状況に対応できる「繊細な部分を持ったパワーロッド」。これを実現させたのが、XXです。このロッドは粘り重視のカーボン素材をベースに別のメッシュカーボンをベリー付近までアシストすることで理想的なアクションに仕上げました。触ると分かりますが、しなやかなフィーリングなのにパワーがあります。
以上です。
なるべく簡単にお伝えしたつもりですが、商品選びの際に参考にして下さい。
Mission Tackle Design
ロッドプランナー
藤井 伸二
iPhoneからの投稿