こんにちは。

五島 奏です。

 

毎年、

時間を見つけて早目の大掃除(小掃除?)をします。

お掃除や片づけが苦手だからこその策です。

 

そんな私ですが、

「日々の掃除や片づけは未来への貯金かもしれない」と思うような

出来事がありました。

 

親戚に〈片付けられないひと〉がいます。

 

幼い頃から「こんなふうで将来どうなることか」と母親を悩ませているいましたが、

結婚後はそれが問題になることもなかったようで

幸せに過ごしている様子でした。

 

そんな彼女が骨折で半年以上も入院、

その間にご主人が急死するという大変な事態が起こりました。

 

ショックと悲しみの中でも

諸々の手続きは待ってはくれません。

 

このコロナ禍で

病院から出られない彼女の代わりに

私の夫が、マンションに貴重品を取りに行くことになりました。

 

ところが膨大な量の物に阻まれ、

頼まれた重要な書類などを見つけるのに数日かかりました。

 

 

片付けられない彼女とおそらく似た者同士のご主人との生活は

平和だったのでしょう。

 

でも、時に人生には思いもかけない事が起こります。

 

 

私は、実家をたたむ経験をしているので

物の処分に多くの労力と費用がかかることを知っています。

 

これから、彼女が負担しなければならない

物の処分やハウスクリーニングの費用を思うと

もっと早くにわかっていたらと心が痛みました。

 

 

ある年齢になったら

大量にため込んだ物たちは

人生の足を引っ張る負債。

 

服も食器も本も全部、

負債に変わってしまうのです。

 

旅行や楽しみのために用意した資金が

ゴミの片付けのために消えてしまうなんて

悲しすぎます。

 

 

私のように家族のお世話を続けてきて

普段から時間の大切さを痛感している人なら

なおさら、と思うのです。

 

自分自身のための大切な時間やお金をを

いらない物の片付けに取られてしまうなんて。

 

 

思い出は大切にしながらも

持ち物の取捨選択は定期的にする。

 

これが、

お世話と自分の人生を両立させる、

小さなコツだと思います。

 

<自分のための大切な時間>

そのための未来貯金。

 

そう考えると

こまめな片付けも苦になりません。