今年の

息子の23回目の誕生日の

ことです。

 

彼が決めている

誕生日のご馳走は、

 

唐揚げ、ジャーマンポテト

いくら御飯に

イチゴをのせたケーキ🎂

 

とっても庶民的で

4、5才の時の大好きなものが

そのまま、ご馳走となり

毎年、変わりません。

 

 

でも、

今年は

今まで味わったことのない

気持ちがわいてきました。

 

 

生クリームを泡立てながら

「あの時から20年、たったんだ」

突然、不思議な感慨に

おそわれました。

 

 

「すごい、すごい、頑張ったねー」

という想い…

 

 

うれしさが溢れてきて、

生クリームの真っ白な

波形模様の中に

どんどん吸い込まれていく

 

 

私は

思いがけないほどの

幸福感に包まれました。

 

 

ホイップできた

生クリームをデコレーションし、

苺を山ほどのせたケーキを

夫のいるテーブルに運びながら

 

「私たち、スゴいよね。

もう20年たったんだよ!」

と、

思わず言っていました。

 

 

息子が自閉症であると

わかったのは

3才半の頃でした。

 

迷い、悩み、

絶望した日も

ありました。

 

それが…

 

以前にも書いたことがありますが、

 

今は、予想もしなかった

平和な毎日です。

 

 

そして、

辛かった記憶が

薄れていくありがたさ。

 

こんな未来が

私にあるとは!

 

あの頃は

予想もできませんでした。

 

 

人生が

ある時を境に

「思いがけない展開に変わる」

ことを

 

これからも

たくさんの方に

お伝えしたい

 

そのことを

 

強く強く

感じた

記念日でした。

 

 

 

 

 

今日も最後まで

お読みいただきまして

ありがとうございます。