こんにちは。
五嶋 奏です。

素敵な小説を読みました。
以前もとりあげました
山本甲士さんの

短編集〈ひろいもの〉の中の
「ハンドグリップ」という一編

外に出られない主人公が

ある〈ひろいもの〉をしたことを
きっかけに
「人生を動かしていく」

引きこもるきっかけも
外に出られなくなる過程も
誰にも起こりそうなこと

長い人生の中で

心がこわれそうなことや
出口が見えない時もあるのに

引きこもりという
言葉でひとくくりに
しては
あなたの魂が
かわいそう

たくさんの方の
「才能」や
「個性」や
「魅力」を
読み解いている
私には

わかります
そこにとどまっている理由

「何をするために
生まれてきたのか?」
知りたいと思っているあなた

私とお目にかかる時が
きたのかもしれません。




  ひろいもの   山本甲士 著
                             小学館文庫   638円(+税)