読み書き、英検などはそこそこできるが、会話の経験がないからと、お父さんからの問い合わせがあって、通ってきている。
毎回お父さんがメールでレッスンの予定などを相談してきていた。
が, ついにいいました。"もう高校生なので、お嬢さんから直接連絡させてきてください" と。
親が先行してしまうせいなのか、子供が頼りないのか...鶏と卵論だが、私は、何歳でも生徒本人と向き合いたいと思っているから、当然、そうした連絡事項も本人からやってしかるべきだという考えなのです。
私自身、小学生のころから、レッスンで言われたこと、宿題、自分自身の課題などは親に言われるでもなくノートに書き、レッスンのスケジューリング、欠席や遅刻など(学校で遅くなるなどで)の連絡は自分で先生にしていた。
先生もそういう考えの人だった。子供扱いはしないと。だから、" 練習しなさい"と親に言われたこともなかったなあ〜。
ヤマハのKMCという特別クラスもそういう場所でしたね。
大人の人まで年齢バラバラの集まりで、上手くなる、コンクールに勝つ、オリジナリティを育てることが目的ですから、レッスン中はみんなが同等に扱われていた。
厳しいことを言われるときも、褒められるときも、課題内容も、年齢は関係ない!手加減とか全くなかったですよね。生徒同士も、演奏に対してコメントやアドバイスし合う時に、対等にしてないと先生からすごく怒られましたしね。(穏やかな男性の先生だけど、諭すように淡々と言うんですよ... ダメ出しもね)
親の立ち位置も難しいですよね...
子供が頑張ってることに、口や手は親側からは出さない。ただし、必要だと子供が求めたことには、全力でサポートに回る...そんなタイプの親でしたね。見守るって、時に歯痒いこともあり、子供を信頼してこそできることだから、そうしていてくれた両親には感謝しています。
私も、我が子にそうありたい!と感じ、子育てを考える日々です(^^)
今の子は、過保護に育てられてると感じる部分が多いですね...
これって、年齢はあまり関係ないのかなあ。小学生の生徒でも、私が昔していたみたいに、自分たちでやれてる子もいるし...
打ち込むことを小さい頃からもてて、夢をもって自主的にとりくめてる子が大人ぽいのは、そうした親からの自立があるからではとも思うのです。
加えて、自律もね。
レッスンを通して、そういうことも、生徒には伝えたいと感じますね。
まずは自発的に!
すべての最初の一歩です。