プロジェクトオーナーとマネージャーとリーダーの役割の違い。
あくまでもこれまでの経験を踏まえての自らの役割分担の違い。
世の中の考え方が千差万別で統一されていないため、うまくいかないことが多いのではないかと感じている。
この役割認識をまず最初に共有し、全体で理解することがプロジェクトを混乱に導かないためにも重要である。
組織マネジメントでも考え方は基本的に同じ。
■プロジェクトオーナー
プロジェクト(PJT)創出(目的)、理念創設者であり最終決定権者。PJT推進に必要なリソース確保・維持のために必要な資金等の提供。
※通常の業務上の決裁・判断はマネージャーへ移管することで、PJT目的の達成がスムーズになる。ここに関わりすぎるとPJTがうまくいかないケースが多い。
■プロジェクトマネージャー
PJT推進の責任者。PJT推進のための判断・環境整備、予算執行・進捗状況の確認・調整(管理ではない)およびサポート、トラブル発生時の対応(責任を負う立場)。状況に応じて環境を創ったり修正する"判断・整備"が重要な役割。
※一般的にマネジメントは、"管理"をメインについて触れているケースが多いが、"管理"だけやろうとするマネジメントはうまくいかないケースも多い。現場が動きやすい環境を創ることが重要な役割である。
■プロジェクトリーダー
PJT実行推進の担当領域責任・遂行者。担当領域の遂行に責任を持ちつつ自らも遂行する役割を持つ。
※リーダーはあくまでも担当領域での遂行責任に耐えうると判断された者であり、他の領域でも常にリーダーになるとは限らない。
※リーダーとメンバーは、遂行する領域により適宜入れ替わる。リーダーというのはあくまでもPJTをスムーズに進めていくための役割である。
■プロジェクトメンバー
PJT実行推進者。目的達成に向けた個別タスクの遂行。個別タスクに対する責任を持って遂行する役割である。(責任が無い訳ではない)
■マイスター
特定の専門領域で見識、ノウハウを活かし、PJT目的に向け推進に寄与する。
立ち位置的にはマネージャーと同等であり、内容によってはマネージャーの判断権限を委譲される場合もある。
(適宜新規記事で更新していきます)