もっとも、「多様な価値観を認める」というのは「総論賛成各論反対」になる事項で、現実は集まった人の利害、欲、単なる好き嫌いで「認められない」という事態が起こります。
元々、価値観の違う人たちが集まり、それまでは認めてきていない人生を数十年送ってきているのに、いきなり認める訳が無いのですけどね。
ビジネスにおいては、自分の思い通りにはできないという常識が働き(仕事なので当たり前ですが)、比較的「受け止める」ところまでは割り切ってやっていただけます。まぁ、最近では仕事でも好き嫌いでしかやらない人が増えているようで悩みの種は尽きませんが。
難しいのは地域コミュニティ。
趣味や本業+αのボランティアでやっている方々がいらっしゃるので、好きなようにやりたい、自分色に染めたい(自分の思い通りにしたい)、嫌いな奴とは一緒にやりたくない(目的が何かを達成することではなく、自分の思い通りにやることになっているため)という想いが強く働くため、総論賛成だけど・・・ということになります。
そうなるとドロドロとした感情論が入るため調整は難しく、調整も無駄に終わることが多いです。
そういうある意味無駄なところにパワーを注ぐのではなく、本質的な問題解決にパワーを注ぎ込めるようにすることが、地域コミュニティを動かす際には重要になるということを様々な事例から学んでいます。
課題を抱えるコミュニティの多くは、この要素がほぼ入っています。
志、理念、意識の共有・共通化ということは非常に重要です。
コミュニティに限らず、組織においても重要です。
▼原田光久/ネットいじめ対応アドバイザー・隙間プロデューサ
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