無残な切り傷
荒く削られた切り株に腰を下ろした
雪の日
ちらちら...
ちらちら......
落ちては消えるぬくもり
年輪に手をさしのべて
生きた証を
焼き付ける
もうすぐこの切り株さえも消えてしまうんだって
ちらちら...
ちらちら......
小さな私には何もできない
でこぼこな切り株に座って
何百年も生きたあなたにただ語りかけるだけ
あなたはここで何を見てきたの?
私が生まれる前から何を感じてきたの?
仰向けになって
背中からまだ生きてるあなたの声が聞こえた気がした
あたたかさが伝わった気がした
ちらちら...
雪の日
私の涙も
雪の結晶も
じわりしみて
覚えててほしい
こんなに小さな私たちでも
あなたをずっと忘れない