道端の花束いつからだろうだいぶ前からだったと思ういつも通る道の端に添えられた小さな花束ふたつ風に揺れてたなびいてひっそりと寂しげに咲く花誰がおいているのだろう雨が降った次の日も強い風が吹いた次の日も綺麗に咲く花束いったいどんな思いでおいているのか悲しみが消えないまま時が過ぎ遠い過去になっても苦しくて傷ついた心は、その人は毎日、これからも花を添えに来るのだろう亡き人を思って隣にいるはずだった人を思っていつまでも綺麗に咲く花を見ていたたまれなくなって顔を伏せた