福袋 | 聞き捨てならん!!

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ブログネタ:福袋買った? 参加中

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季節違いですがいただいたアイテムを虫干ししてます。
 
うちの居候の「どぐう」と「ぶつぞうA」「ぶつぞうB」も虫干し中ですが
寒いというのでストーブをたいてます。
はにわは寒くないようです。
ぶつぞうABブラザーズは下がゴツゴツして痛いと文句を言うので座ぶとんも敷いてやりました。



 
さて!福袋。
 
いやいやいや、もう買ってないけど10年くらい前までは血道を上げて買ってましたね。

 
そもそもは19歳のとき、
それまではお正月は出歩くものではないという家の教えに従って
少なくとも三が日には出かけたことはなかったんだけど、
一人暮らしをしていたので家訓を破って出かけてみたのさ。


 
当時は初売りに出かけるような人は少なくて
今のようにオープン前から長蛇の列なんてことはなく、実に閑散としていた。
だって、初売りの日は店が閉まるのが15時とかだったもん。
 
営業している店も限られていて、
当時の札幌だとパルコと4プラとマルサくらい。
地下街の飲食店はほとんど休み。
 
 
福袋もあるにはあったけど、
店の人が熱心ではないようで売れ行きもあまり良くない感じ。

 
何も買わずに友達と歩いていたら4プラのある店の店員さんがしきりに福袋の呼び込みをやってる。
主にメンズの衣類の店で私には縁がないものと思ったが
店員さんと目が合ってしまった。
そしてつかまった。

 
絶対お得だから買え、と言う。
 
だって、男物でしょ?と言うと
 
レディースが2つある、と。
 
そしてコレを買えと奥から一つの福袋を持ってきた。

 
その袋はよくあるデパートの紙袋の大きさだけど、
なぜかはちきれんばかりにパンパンになっていた。
あきらかに店頭に並んでいる紙袋とは異質な雰囲気を放っていた。
 
これは、厄介なものを詰め込んだハズレをつかまされるんじゃないか?と思い一気に逃げ腰になったものよ。
奥から出してきたのがアヤシイもん。

 
しかし、今は違うが当時の私は強く言われると断りきれない気の弱さが大いにあった。
 
すでに4~5人の店員にまわりを囲まれてもう吊るし上げ状態。
ちょっとした押し問答みたいになっていて通路にも見物客のような人だかりができている。
友達はちょっと離れたところでニヤニヤしてる。
今の私だったら考えられないけど、
19歳の私はカツアゲってこんな感じかと思い観念して財布を出したものさ。金一万円也だ。 


 
もうお金払ったし、一刻も早くこのいわれなき見せしめ状態から脱したい…と思ったが
店員団体が今度は「開けろ開けろ」の大合唱。
今ここで袋を開けなさいと言う。
 
そんな行儀の悪いことはできん…。
それに、なしてあんたたちに言われて私がそこまでせにゃいかん。
野次馬達も福袋の中身を見たくて「開けてほしい期待視線」を私に鋭く向ているような気がする。
 
しかしどう考えても買ったその場で開けるのは間違ってる気がするし、
私にしてみればしぶしぶ買ったみたいな気持だ。
断り続けて持ち帰ろうとしたがパンパンの紙袋がさきほどよりの店員と私の攻防に負けて中味がばらけてしまった。

 
床に散らばる福袋の中身に私も野次馬も目が釘付けになった。

 
ばらけた中味をいち早く拾ったのは呼び込みをしていた男性店員だった。
 
それはムートンのハーフコート。
もこもこしたハーフコート。
私も驚いたが集まっていた野次馬達も「ぉおー」と言った。
男性店員は私にハーフコートをむりやり着せて「絶対お得ですよ~」と野次馬に向けてまた呼び込みをした。


 
その直後はもうその売り場はごった返して、
私はなんとかばらけた他の中味を拾って人ごみの外へ出た。
 
今の年齢でムートンのコートが入っていてもあまり嬉しくないだろう。
しかし当時の私には初めての福袋でファーの一種が手に入って何日かは信じられない気持だったし
いろんな人に福袋に毛皮が入ってたと話したように思う。
 
家に帰ってコートをよく見たら9万8千円の値札がついていた。
他のものは手袋とかマフラーとかたいしたものではなかった。

 
 
私の買った袋は目玉だったんだな。だからその場で開けろと言ったんだろうな。
 
その翌年から私は福袋ハンターになった。
だいたい目星をつけて、初売りに福袋を出すかどうかリサーチして何年もあちこち買いあさった。
 
けど、最初に買った福袋ほどの喜びはもう得られなかった。
 
そして必ずと言っていいと思うけど福袋には絶対に自分では使わないものも入ってる。
それもまた楽しいという見方もあるだろうけど、
食欲以外の欲がほぼなくなった今となっては本当にほしいものだけを買うのがいいなという考えに変わった。
 
最近で衣類の福袋を買ったのは5年くらい前が最後。
大きな福袋を提げた人を見るとあのムートンのコートを思い出す。



 
最後に、福袋を買ってみたいけど損したり無駄なものがあったらイヤだという方に、
僭越ながら福袋ハンターだったワタクシからの一言。
 
メーカーのわかっている食品の福袋ならほとんど無駄なものはないですよ。
お得度も少ないけどハズレもありません。
メーカーのわかっている、とはたとえば

「Maggiの福袋」とか
「Nestleの福袋」と銘打ってあるものです。

調味料メーカーやお菓子・コーヒー紅茶メーカがよく出しているようです。
 
来年、ぜひお試しあれ。