先週金曜、帝国ホテルにて開かれた「トマーチンの集い」。
トマーチンは日本企業が初めて買収した蒸留所で、比較的飲みやすい、おいしいスコッチウイスキー。
トマーチンをたくさん買ってくれてありがとう、今後もよろしくお願いします、という主旨の、飲んで食べての豪華なパーティーに、マスターに連れていってもらいました。

来る人々っていうのは、普段トマーチンを取り扱っているバーやクラブの経営者、ママたち、それに夜の蝶のおネエさまがた。それはもう、背中出しロングドレスやお高そうなお着物を上品に着こなし、頭はおっきな夜会巻きオンパレードで、華やかな面々。この夕方のパーティーが終ったら、それぞれご出勤なのでしょう。薄暗い照明に映えるように、化粧の濃さも半端ではありません。
そんな中。
頭に小さめの王冠(ティアラっていうより、王冠というのがふさわしい古めかしい感じというか?)をつけ、白っぽいサテンのロングドレスを着た、小柄でやや痩せ型の女性。トマーチンと書かれたタスキのようなものをしているところを見ると、、、
もしや彼女はミス・トマーチン?!
だが、ミスの称号を名乗るにはなんとも、、、申し訳ないが、少し地味な印象を受けるのです。

私は、ローストビーフが取り分けられている行列に並びながら、その女性が気がかりでした。
後ろに無造作にくくられた黒髪。華奢な体に、その大きく胸のあいたドレス。そして、顔立ちは綺麗であるのに心無しか表情に勢いがない、というか。
同じくローストビーフ列に並んだ、私の後ろのホステス系のおネエ二人組も、いち早くその不具合を発見するやいなや、私が思うのと同じようなことをひそひそとつぶやきます。

私の方が、ずいぶん綺麗だし、輝いている、と。

何も、誰よりも背が高くてグラマラスでお美しくなければならないって訳ではないのです。自分を知って、自信をもってその魅力を演出していたら、それを熟知して数々の獲物を勝ち取ってきた銀座の蝶たちもその匂いを感じ取り、ミスとして彼女を認めたのかと思うと、、、。
誰にでもチャンスはあって、それを掴める時代。きっと彼女の笑顔一つでも、そのウイスキーの売り上げはどれほど伸びるか計り知れません。


ネッシーで有名なネス湖に近い小さな村、トマーティン村。
100年以上の伝統の技が育んだ由緒ある正統派シングル・モルト・ウイスキー。
その夜のパーティーは、確かに盛大でした。

それにしても、なんでも勝敗のキーは、全て女が握ってるってこと。
先日から、腰痛で整体に通っているのですが、どうやら痛みの原因はストレスとのこと。
だいぶ胃に溜め込んでしまっているんだそうな。
カラオケに行って大きな声でも出して発散させないと、と先生からアドバイスされます。
そういえば以前、気功もやっている、とある整体の先生にも、イヤなこととか随分溜め込んでるでしょ、随分胸のあたりの気が熱いなー、とも言われたことがあったっけ。
自分では気づかないうちに、ある意味ストレス版メタボリック。ワルいものがいっぱい詰まって、気の流れが悪くなって、お肌もくすんで... ヤバい、これは女としては一大事!


ハぁ~。こんな落ちた気分の時は、胃薬かわりにウンダーベルグでも飲んで、心も体もさっぱりすっきりさせたいものです。
ドイツ生まれのこの薬用酒、強烈な苦み成分で、ドロドロしたものをサーっと洗い流してくれそうだし。
世界43ヵ国から選んだハーブ、スパイス類が40種類以上使われていて、それらの成分が抽出された茶色い液体が、私の中のワルたちを追い出す絵面を想像。
ドイツでは駅の売店とかでも売られていて、一日に100万本も消費しているっていうからすごいっ
当たり前だけどドイツ人もストレスあるのね、、。日本人も同じ。酒場でたくさん飲んで話して笑って、最後にこのウンダーベルグをカッとやったら、その日のストレスなんてきっと忘れ、明日にはオババイメージの腰痛なんてどこ吹く風、になっていることを願いつつ。
よく、その時の旬の物を食べるとパワーがもらえる、といいます。
みなぎった生命力をいただくのは、至福です。

昨日、私もさっそく自らの体内に取り入れてみました。
旬のフルーツ、いちご。

基本は何でもしょっぱ系でしめたい私としては、滅多に甘いフルーツなど食後のデザートに頼むこともないのだけれど、カクテルとして出されるのであれば、話は別。

それにしても、ルビーのように妖艶に赤く染まったいちごたち。小粒でありながらもなかなかの存在感。
ちょっと熟しかけ(腐りかけ?)というのもあり、毒々しさも満載で、、、
まさに、食べごろのピーク!

その赤い粒たちにジンと砂糖、クラッシュアイスを入れ、ミキサーにかけること数十秒。
ヴィーナスの柄付きの、とても気分のアガるグラスに、まだうっすら果肉の残るその液体が注がれ、そしていちごの小粒を一かけ、ポンと浮かべられ、私の前に出されました。

なんだか可愛らしい女の子らしいカクテルだわ♪と思いながらいただくと、春を感じるいちごの華やかな香りと、天然の甘さが大分心地よい。それにジンのキレのある苦みも加わって、予想以上に随分と大人の味に軽い衝撃。あの小粒の、キラキラしたいちごたちが、いつの間にやら乙女から大人の女性へと確実に昇華したような、お父さん的悲壮感と傍観者的な羨望感が入り交じり、なんとも複雑な想いが湧き出て来て、、

とにかくこれは、危険なカクテルこの上なし。
フルーツ大好き!といってカワイ子ぶってうかつにオーダーすると、その色んな意味で旬要素がつまったカクテルのパワーと思わぬ度数の強さにやられ、自分と隣の男との旬のタイミングを見失ってしまうなんてことになるのは、、、さすがにもう卒業ですよね?