感染者ゼロ | ミスプロの海外競馬

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昔々、小松左京のSF小説で、「復活の日」と言う大作がありました。

角川書店が映画化し、かなりの制作費を投じた作品でしたが、印象に残っているのはジャニス・イアンの主題歌だけだったように思います。

さて、その小説の内容は、かつての東西冷戦時代に新種のインフルエンザが造られ、それが世界に拡がる...

まさに、今のコロナに似たような感じです。

で、小説ではインフルエンザが影響のない場所が、極寒の地南極大陸。

大陸内にある各国の南極基地が世界連合になって...

 

これと同じ状況としては、南極はコロナの感染者ゼロというところです。

そんな南極に関しての話題です。

 

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CNN

世界が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)への対応に追われる中、これまで「感染者ゼロ」を維持している大陸がある。

地球上で最も寒い場所である南極大陸では、新型コロナウイルスの感染が確認されておらず、今や「世界で最も安全な場所」と考えられている。

公式な先住民は存在しないが、現在南極には約5000人が暮らしている。その大半は科学者や研究者で、同大陸に80ほどある基地で生活している。

 

アンバース島のパーマー基地で管理・運営コーディネーターを務めるケリー・ネルソン氏(45)もその1人だ。この基地は南極大陸にある米国の基地の中で最北に位置する。

「今、ここ(南極)にいられること、そして安全が確保されていることに感謝していない人はいないだろう」とネルソン氏は言う。

ネルソン氏や彼女の同僚たちは、パンデミックから地理的に遠く離れた場所にいるが、世界の動きを常に把握している。

「世界で起きていることを見るのは、人間としての責務と感じている」とネルソン氏は言う。

 

近年、南極では観光が盛んだ。

国際南極旅行業協会(IAATO)によると、2018~19年のシーズン中に南極大陸を訪れた旅行者は5万6168人で、前年から40%増加した。

南極では11月から3月下旬までが観光シーズンだが、2019~20年のシーズンも約7万8500人の観光客が見込まれていた。

しかし、ウイルスが世界中に広がり始めたため、各国の基地は観光客の訪問を制限し始めた。その後、地域全体でロックダウン(封鎖措置)が実施され、全ての観光客の訪問がキャンセルされた。

観光客の不在が長期的に南極大陸の観光産業に影響を与えるとしても、それがどのようなものとなるかは未知数だ。

ただ現在、南極大陸の手付かずの環境を保護するため、訪問者の数は比較的少なく抑えられている。

IAATOに加盟する旅行会社は、乗客500人以上の船を上陸させることができない。また、いかなる時でも1カ所の着岸地点を使用できるのは1隻の船のみと、旅行会社間で調整を行っている。

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