オジュウにオファー | ミスプロの海外競馬

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ちょっと注目すべき競馬ニュースです。
あの最強の障害馬オジュウチョウサンにフランスギャロからカドラン賞への出走オファーが届いたそうです。
カドラン賞と言えば、10月の凱旋門賞の前日にロンシャンで開催される4000mの長距離レースで、かなりの歴史を持った由緒あるレースです。
 
フランスギャロにしても、改装明けのロンシャン競馬場に、少しでも観客を呼び込みたい意図があってのことだと思いますねえ。
あと、鞍上も武クンと言う付加価値もあっての話だと思います。
 
どちらにしても、ぜひとも出走して欲しいです、勝てるとは思いませんが...
 
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障害界の絶対王者オジュウチョウサン(牡7=和田正)の快挙が、欧州競馬最高峰のフランス競馬界を動かした。 有馬記念挑戦を表明しているオジュウの元に、同競馬を主催するフランスギャロから8日、驚がくオファーが届いたことをオーナーの長山尚義氏(73)が明かした。
 
その内容とは、凱旋門賞前日(今年は10月6日)にパリロンシャン競馬場で行われる伝統の長距離G1「カドラン賞」出走のオファーだった。 「オジュウチョウサンは日本の主要な障害レースを次々に制し、偉大なチャンピオンホースであることを証明しました。 4000メートルの距離で行われるカドラン賞は同馬に非常に適した条件でしょう」と最上級の敬意を込めたラブレター。 4250メートルの中山グランドJを3連覇、4100メートルの中山大障害を2連覇中で、さらに7月7日には福島2600メートル戦「開成山特別」で平地初勝利を挙げた絶対王者の動向を目ざとくチェックしていたことが分かる。
 
「まさか海外からこんなオファーが来るとは、オジュウはそれだけ凄い馬なんだと。 ただ、有馬記念を目指して次走は九十九里特別(9月22日、中山)と定めたばかり。 光栄なことなので今月22日の締め切りまで少し考えたい」と長山オーナー。 国内優先としつつも、前代未聞のオファーだけに熟慮する姿勢を示した。
 
ロンシャン競馬場は約2年6カ月の改修工事を経て今春、パリロンシャン競馬場と名を変え新装オープンした。 オープンイヤーの凱旋門賞ウイークともなれば、世界中の競馬ファンから注目を浴びることになる。 フランスギャロはその記念すべき日に、凱旋門賞と並ぶ目玉の一つとしてオジュウのカドラン賞参戦を実現させた
い構えだ。
 
カドラン賞(Prix du Cadran)とは、フランスギャロが凱旋門賞ウイークエンドの1日目(土曜日)に同レースが行われるパリロンシャン競馬場(旧ロンシャン競馬場)の芝4000メートルで施行する国際平地G1競走。 フランスの最強ステイヤー決定戦に位置付けられている。 第1回施行は1837年と、現在名称変更が行われていないフランス競馬の競走では1836年に創設されたジョッケクルブ賞(仏ダービー)に次いで2番目に古い歴史を持つ。 出走条件は4歳以上。 現在のレースレーティングは114.5。 1着賞金は30万ユーロ(約3865万円)。 過去に日本馬が出走したことはない。
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