私にとっては、ワールドカップって、『ドバイ・ワールドカップ』になっちゃうんですが...
今のメンバーで、世界に通用している人って、やっぱり、本田・香川・長友あたりになるんでしょうか。
それでも、私にとって世界に通用する日本人サッカー選手は、中田ですかね。
中田と本田のことをつづった話を見つけました。
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いよいよW杯ブラジル大会の開幕まで、あとわずか。
果たして、日本代表はどこまで強くなったのか。 W杯出場は、今回を含めて5大会連続5回目。 最高成績は2002年日韓大会と10 年南アフリカ大会のベスト16だ。 ブラジル大会のチームの成否は、それ以上の成績を残せるか、という一点にある。 過去の代表と比べ、組織としてどれだけ進化を遂げたのか。 それを測る上で、参考になるのが本田圭佑と中田英寿という、現在と過去の2人のエースの置かれた状況の違いだ。
いずれも自らの野心を隠そうとせず、有言実行で海外の強豪クラブのレギュラーポジションを射止めた。 本田が、「結局は個。 自分が前に出るという人が集まっているのが代表。 憧れみたいな気持ちでやってもらっては困る」と、時にとがった言葉で味方選手を叱咤する姿を、中田と重ねて見る人も多いのではないか。 メディアの前で公然と批判されたチームメートが、「今は本田のチームといってもおかしくない」(今野泰幸)と認めるほど、本田は現代表のリーダーに押し上げられている。 だが、06年のジーコジャパンで、中田は明らかに“孤立”していた。
当時は中村俊輔、稲本潤一、小野伸二ら、チームには中田以外にも、きらめくようなタレントがそろっていた。 ジーコ監督は彼らを戦術でしばらず、自由にプレーさせた。 だが、「史上最強」との呼び声も高かったチームは、1次リーグも突破できずに敗退。 印象深いのは最後の試合終了後、ピッチに転がる中田に誰も手を差し伸べなかった寒々しい光景だ。 才能豊かな個を豊富に抱えながら、組織として機能しなかったことを露呈していた。 「週刊サッカーマガジン」の元編集長、北條聡さんはこう振り返る。
「自立して判断し、動かなければ世界では勝てない。 そんなメッセージを中田は伝えたかったのだろうが、稲本ら黄金世代は年下ということもあり、対等なコミュニケーションが成り立たなかった。 中田の激しい口調に温度差を感じた選手もいたでしょうが、両者の懸け橋となるような存在が見当たらなかったことも不幸でした」
要は、強烈な個を受け入れる素地が未成熟だったわけだ。 では、ザックジャパンはどうか。 23人のメンバーのうち、過半数の12人は海外組。 海外の強豪クラブは“我”の強い選手の集団だ。 本田の「自己主張」も、今のメンバーにとって違和感は小さいだろう。
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