あらら、アユサンって何なのよ?
武兄弟の馬券は買ってましたが、まさかデムーロ兄弟とはねえ...
しかし、4着に敗れたとは言え、向こう正面からハナに立ってレースを引っ張り、普通なら直線で沈んでいくパターンなのに直線半ばまで粘ったクロフネサプライズは、なかなか強い馬だと再認識しましたよ。
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7日、阪神競馬場で牝馬クラシックの第一弾・桜花賞(3歳・牝・GI・芝1600m)が行われ、道中は中団の馬群の中を追走していたC.デムーロ騎手騎乗の7番人気アユサン(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)が、4コーナーを回って直線は馬場の真ん中に持ち出されて追い出しを開始すると、坂下残り200mで逃げ込みを図る1番人気クロフネサプライズ(牝3、栗東・田所秀孝厩舎)を捕らえて単独先頭へ。 残り100mを迎え、後方から大外一気の末脚で追い込んできた、M.デムーロ騎手騎乗の2番人気レッドオーヴァル(牝3、栗東・安田隆行厩舎)と、ゴール前は「デムーロ兄弟」での激しい叩き合いとなり、最後は弟・クリスチャンが騎乗するアユサンが、外から追いすがった兄・ミルコのレッドオーヴァルにクビ差をつけ優勝した。
勝ちタイムは1分35秒0(良)。
さらに2.1/2馬身差の3着争いは、ゴール前で一気の脚で追い込んだ14番人気プリンセスジャック(牝3、栗東・加用正厩舎)が入った。 人気の中心、クロフネサプライズはさらにクビ差遅れての4着。 5着は、昨年の2歳女王・8番人気ローブティサージュ(牝3、栗東・須貝尚介厩舎)の順で確定。
勝ったアユサンは、父ディープインパクト、母バイザキャット、その父Storm Catという血統。 前哨戦のチューリップ賞で3着に入り桜の舞台へと駒を進めるも、6日の福島競馬での主戦・丸山元気騎手の落馬負傷により、「代打」C.デムーロ騎手で挑むこととなったこの大一番。 直線に向いて、有力差し馬の中では早めの仕掛けで完璧なエスコートを見せた鞍上の美技もさることながら、ゴール前で後方から迫った兄・ミルコの猛追を退け、今後も語り継がれる名シーンにもなりうる「デムーロ劇場」は、このレース最大のハイライトとなって、大混戦の牝馬クラシック1冠目を「1勝馬」の身ながら奪取に成功。 嬉しい嬉しい、GI制覇となった。
勝ち馬プロフィール
・アユサン(牝3)
騎手:C.デムーロ
厩舎:美浦・手塚貴久
父:ディープインパクト
母:バイザキャット
母父:Storm Cat
馬主:星野壽市
生産者:下河辺牧場
通算成績:5勝2勝
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