中国の課題 | ミスプロの海外競馬

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またまた国沢さんのコラムから。
良いこと書いてます。
 
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 中国の課題
華僑が多いタイで中国人の話をずいぶん聞いた。 認識していたことながら、改めて「人に技術を教えない」という習慣に驚かされる。 今回タイのラリーでお世話になった小澤さんと大島さんは中国のスバルチームのコーチをしてます。 日本人は当然のことながら自立できるように仕事を教え、一生懸命育てようと頑張ってきた。
 
中国人は素直に話を聞くし学んでくれるので、順調に育つそうな。 しかし! 小澤さん達から技術やノウハウ教えて貰った人達は、誰にも教えないのだとか。 「同じコトが出来たら自分の立場も同じになる」ということなのだった。 仕事を取られる可能性だって大。 中国の生存競争が作り出した「生き延びる知恵」だ。
 
従って腕利きが一人抜けると再びゼロから教え、育てなければならない。 5人くらい抜けたら、せっかく良いチームになっていたのに、また最初からやり直しになってしまうのだという。 こういった状況、ラリーチームだけに限らない。 全ての産業に言える。 暴動以後、日本は中国との距離を置き始めた。
 
中国が大躍進した最大の原動力は、日本の技術育成によるものだと言われている。 本当に貢献した。 日本企業も今やエビのバックのように逃げ出しつつあり、やがて最小限になることだろう。 となれば中国の技術は停滞するというより、明確に後退していくと考えていい。 新しい技術を教えなければ進化もせず。
 
このまま放っておくだけで中国の自動車産業は難しい局面に入るかもしれません。 中国は大国ながら完全無欠じゃない。 生存競争が激しかったため「仕事の出来る人」だけ伸びるというシステムなのだった。 加えて一人っ子政策の副作用も目立つ。 この際、日本の産業は中国との距離を置き、技術移転も凍結すべき。
 
暴動から2ヶ月。 中国は普通になった。 日本人に対する対応も暴動前と同じような穏やかさだという。 何度も書いてきた通り、暴動を起こした人たちと普通の市民は違うし、本当に日本に対する暴動だったのかどうかも不明(中国政府に対する反発だと言う人が多い)。 でも再びキバを向けてくる可能性は残る。
 
平静になったからと、暴動以前の状態に戻しちゃイケナイと思う。 改めて「チャイナリスク」を考え、何かあっても大きなケガしないような付き合い方が重要。 中国市場は現在の規模を維持できれば100点だ。 それよりアメリカやヨーロッパなど既存の市場や、新興国での勝負をしていくべきだと考えます。
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