イギリスは上手い | ミスプロの海外競馬

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今日の大ニュースとしては、エリザベス女王がアイルランドを公式訪問して、独立戦争の慰霊碑に献花したことでしょうか。
私にとってイギリスとアイルランドは、どちらも競馬の国なんですが、意外なくらいこの両国には因縁があります。 一般的にはIRAのテロで有名ですが、IRAのテロってもう落ち着いたんでしたっけ?
 
まあ、今回の女王の訪問に対し、結構デモなんかも起こっていたようですが、それでもイギリスの君主がアイルランドを訪問するなんて、まさに歴史的な出来事です。
それも、ウイリアムズ王子の結婚の後などと言ったタイミングなんて、イギリス政府は、やることが上手いわ。
日本の政府もちょっとは見習って欲しいところです。
 
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アイルランド・ダブリン(CNN)
英エリザベス女王が17日、アイルランドの首都ダブリンを公式訪問し、英国からの独立戦争で命を落とした犠牲者をまつる公園に献花した。独立後に英国の君主が同国を訪問するのは今回が初めて。 両国の和解を象徴する歴史的な一歩となる。
 
ダブリンにある軍の空港に到着した女王は、英国とアイルランドの大使に出迎えられ、大統領公邸を訪問した。 公邸では両国の国歌が演奏された。女王は4日間の日程で、1920年11月に英軍が観客に向けて銃を乱射し14人を射殺する事件が起きたクロークパーク・スタジアムなどを訪れ、18日夕には英キャメロン首相とともに、ダブリン城で開かれる公式晩餐会に出席する。
 
警察は女王訪問に備えて厳重な警備を固めた。 政府は警備のために4200万ドルを費やしたという。 ダブリン中心部では17日午後、反対派と警察の間で小競り合いが起き、20人が逮捕された。 軍は同日午前、ダブリンに向かうバスに仕掛けられた爆弾を処理している。
 
両国の間では長年にわたって対立が続いてきた。 英国からの独立戦争が引き金となってアイルランドは分裂し、6州が英連邦に残って後に北アイルランドを形成。 1960年代にはアイルランドの統一を目指すカトリック系と、英連邦に残りたいプロテスタント系の間で紛争が起き、30年にわたる衝突で3000人以上が命を落とした。 1998年に北アイルランド和平合意が成立し、紛争は終結したが、両国の間の対立感情は根強く残っていた。
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