今年のF1も終わりました。
作戦ミスでチャンピオンになり損ねたフェラーリチームのアロンソですが、イタリアの官僚がフェラーリ社に対して会長の辞任を要求しているそうです。
さすがは熱い国イタリアですねえ。
で、上位チームと下位チームの差が際立った今年のF1ですが、下位チームの間でも戦いがあったそうです。 このニュースを読んだら、F1って金持ちの道楽なのかもしれません。
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ドライバーズチャンピオンが最終戦までもつれにもつれた2010年のF1世界選手権。
コンストラクターズ(製造者)部門ではレッドブルとマクラーレンがトップを争っていましたが、ブラジルGP終了時点でレッドブルがチャンピオン獲得を決めており、レッドブルはドライバー・コンストラクターの二冠に輝いたことになります。
そんな激しいトップ争いの影で、実はもう一つのバトルが行われていたそうです。 バトルはロータスF1レーシングのオーナーであるトニー・フェルナンデス氏とヴァージン・レーシングのオーナーであるリチャード・ブランソン氏との間で行われ、負けたブランソン氏は罰ゲームとして客室乗務員を務めることになったそうです。
2010年のF1世界選手権にはヴァージン・レーシング、ロータスF1レーシング、HRT(ヒスパニア・レーシング・F1チーム)という3チームが新たに参戦しました。 このうち、ヴァージン・レーシングのオーナーはイギリスの実業家リチャード・ブランソン氏、ロータスのオーナーはマレーシア人実業家トニー・フェルナンデス氏で、二人に共通する
のは「航空会社を持っている」ということでした(ブランソン氏はヴァージン・グループ会長、フェルナンデス氏はエアアジアのCEO)。
シーズン開始前、ブランソン氏とフェルナンデス氏は「コンストラクターズ部門で下位になった方は、上位になった方の航空会社の“スチュワーデス”になろう」という賭けをしていました。
いざシーズンが始まると、ヴァージン、ロータスともに初参戦ということで上位争いに加わるどころかポイント獲得もままならず、結局、HRTも含めて新規参入3チームは仲良く0ポイントとなりました。 しかし、順位で見るとロータスの方がヴァージンよりも上位だったため、賭けはフェルナンデス氏の勝利ということになりました。
フェルナンデス氏は約束通り、自分の航空会社であるエアアジアの制服をブランソン氏に渡し、ブランソン氏はその制服を持ってアブダビからの帰途につくことになったそうです。
勝ったフェルナンデス氏は「リチャードはハイヒールを履いてきつい仕事へ挑む準備をしないとね」「フライト中は接客も清掃も、トイレ掃除もしないとダメだ」と語りました。 一方、敗者であるブランソン氏は「エアアジアの20%は所有しているから、出資している会社のプロモーションにはなるね」とコメントしています。
ブランソン氏がいつ乗務員を務めるのかは明らかになっていませんが、フェルナンデス氏によると「ロンドン~クアラルンプール路線に注目だ」とのこと。
上位を脅かすチームとまではいかなくても、中位で気になるチームへと成長していって欲しいですね。
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