実におもしろいニュースを見つけました。
韓国で起こった中国製のアサヒビール騒動です。
昔々仕事で中国に行ったとき、ホテルのすぐ隣のスーパーで買物をしていた時に、ビールを見つけました。 キリンの一番絞りを見つけたのですが、売っていた値段が日本国内よりも安かったのに衝撃を覚えました。
まあ、電化製品やカメラなど、日本製品は海外で買った方が安いのは知っていたのですが、まさか輸入品のビールまでもが安いとは意外でした。
それが、いつの間にか中国国内で作られるようになっていたとは...
*****
ソウル市江南区で居酒屋を営むキム・ヒョンサンさん(仮名)は先日、客とのトラブルがありました。 理由は、注文したアサヒビールが日本で製造されたのではなく、中国で作られていたからです。 その客は「高い金を出してアサヒビールを注文したのに、よく見たら中国製ではないか。 気分が悪いから金を返せ」と大声で叫びました。
これにはキムさんも驚きました。 日本で作られたビールだと思っていたのに、ビンの裏側を見ると「原産地中国、製造元Asahi Co. Ltd., Shenzhen city China」と明記されているではありませんか。
アサヒビールの輸入・販売を行っているロッテ・アサヒ酒類の関係者は、「ビンの場合、日本からの輸入品は高いため、中国で製造されたものを輸入・販売している。 とはいえ、生産は日本と同じ工程を経ている」と説明しました。 しかし、こうした事情を知らない消費者は、だまされたような気分にならざるを得ません。
日本のビールだと思って高い金を払ったのに、実は中国で製造されたものだったというわけです。 それ以来このビールは、ビールマニアの間で 「チャサヒ」といわれています。 「チャイナ」と「アサヒ」の合成語です。
同じような合成語に「オーガーデン」というものがあります。 ベルギービールの「ホーガーデン」と「OBビール」の合成語です。 理由は、製造元がOBビールの光州工場だからです。 ホーガーデンは2008年9月に韓国で発売されました。 また、製造元が「忠清北道清原郡」の物もあり、これは「忠北ガーデン」といわれています。
このビールは、国産であるにもかかわらず、ビン入りが2900ウォン(約229円)、缶は2800ウォン(約221円)とかなり割高です。 そのためマニアの間では、「怒りのビール」ともいわれました。 また、OBビールのホームページはいまだに、このビールについて「製造」ではなく「輸入・販売」とうたっています。
輸入ビールの韓国内での売り上げが、年々急増しています。 アサヒビールは、2005年から毎年50%以上売り上げが伸びています。 同ビールは昨年、75万4000箱(ビンまたは缶24本入り)を販売しました。 一方のホーガーデンは、売り上げが前年比67%増でした。
ビールメーカーが消費者に対し、原産地を積極的に知らせない理由がここにあります。 まさに「消費者はカモ」という言葉がぴったりです。
崔宝允(チェ・ボユン)記者
*****
*****