インドのタタ社の格安車ナノの納車が始まったようです。
先日、テレビで納車の模様が放送されていましたが、22万円にしては、かなりまともで、ヨーロッパでの衝突安全基準をクリアしているというだけでもオドロキです。
しかし、冷静に考えて、販売価格が22万円と言うことは、どう考えても原価は十数万円までってことですよね。
自動車評論家の国沢さんが、かなり興味深いことを述べています。
日本のサプライヤーが多いようです。 ってことは、日本でもナノくらいの格安車を製造することは可能なんでしょうねえ。 かつては、スズキアルトが47万円ってのがありましたわ。
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タタ・ナノの納車が始まった。 受注開始するやあっという間に新型プリウスと並ぶ20万台のオーダーを受けたものの、用地問題により主力となる工場の建設は大幅に遅れ、当面年産10万台に止まるそうな(受注を一時停止している)。 プリウスのアンチテーゼとなると思われるナノを改めて紹介しておきたい。
まず基本的なスペック。 ボディシルエットは三菱『i』をそのままコンピューターで短くしたと思えばよい。 ただ車幅は軽自動車をわずかに超える。 車重約600kg。 リアにアルミブロックの623ccの2気筒エンジン(ボッシュのインジェクション付き。 排気ガスはユーロ4相当)を搭載。 最高速105kmの0~100km加速23秒だという。
スペアタイヤはボンネット内にフルサイズを搭載。 コストダウンのためノンアシストタイプのブレーキ(真空倍力装置無し。 バイクと同じ)を採用している。 インパネもメーター類はアナログ式のスピードメーターのみ(デジタルの方が安いと思いますけど……)。 スペース効率はなかなか。 大人4人乗れるサイズを持つ。
意外なのが日本のサプライヤーの多さだ。 主要構造となる鉄板の一部を始め、ハンドル(ジェイテクト)、ライト類(スタンレー電気)、ワイパー(デンソー)、東海理化(スイッチ類)、その他、NOK(オイルシール)や矢崎総業(配線類)なども採用されている。 これらのメーカーに聞くと、口を揃えて「利益だけではありません」。
日本の強さは自動車メーカーだけでなくサプライヤーも頑張っている点にある。 世界一安いナノ用にパーツを供給出来ると言うことは、世界一低いコストのパーツを供給できる技術力を持つこととイコール。 その気になれば日本のメーカーだってナノと同じ価格のクルマを作れるポテンシャルを有すのだ。
現在複数のメーカー(2~3社)がリーズナブルなベーシックカーの開発に取りかかっている。 この中にトヨタは入っていないけれど、ナノにパーツを供給しているメーカーを見ると案外トヨタ系が多かったりして。 ナノにエアコンなどを付けると40万円近くなる。 となれば日本車も十分戦えるかもしれません。
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