オバマ氏の演説 | ミスプロの海外競馬

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アメリカではスーパーチューズデーです。 アメリカ22州で大統領選の党員集会と予備選が行われます。 CNNではオバマ氏とクリントン氏の支持率が並んだと報じています。
 
さてさて、オバマ氏の人気があるのは、彼の演説のうまさだそうです。
私などは、うまい演説と聞くと、どうしても思い出すのはJ・F・ケネディの大統領就任演説、キング牧師の有名な演説あたりでしょうか。
演説を聞いて、自分なりに仕事での営業トークに利用しています。 その一つとして、あまり早口でしゃべらない。 できるだけゆっくりと話し、大事な部分を説明した後に、少し時間をあけるようにして、その重要性を引き立てるようにしています。 効果あるかなあ?
 
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民主党の大統領候補指名レースで、ヒラリーとデッドヒートを繰り広げているオバマ。 
評判なのは、彼の演説のうまさである。 J・F・ケネディやキング牧師の“再来”などといわれているのだ。 一体、どこがスゴイのか。
翻訳家の菊谷匡祐氏は、“伝説”といわれている04年7月27日の民主党全国党大会基調演説の原稿を読んで驚嘆したという。
「オバマの演説原稿は、時事英語のような専門用語がなく、センテンスも短いので、とて
も分かりやすい。 ロジックの展開も絶妙で、クラシックの協奏曲を聴くようにリズミカルに読めるのです」
 
ジャーナリストの堀田佳男氏は、この演説を現地の会場で実際に聞いた。
「約5000人の民主党員がうっとり聞きほれ、中には泣いている人もいました。 私も鳥肌
が立ったほどです。 『リベラルのアメリカも保守のアメリカもなく、ただ“アメリカ合衆国”があるだけだ。 黒人のアメリカも白人のアメリカもラテン人のアメリカもアジア人のアメリカもなく、ただ“アメリカ合衆国”があるだけだ』という部分は、全米で繰り返し放送されて、オバマは一躍脚光を浴びました」
 
菊谷氏(=前出)は、声の良さも魅力だという。
「音域に例えると、ローバリトン。 いい響きで、とても心地良く、長く聞いていてもストレ
スにならない」
演説力を磨く努力もしている。 選挙コンサルタントの指導を積極的に取り入れている
のだ。
「テレビCMで、短い時間でインパクトあるメッセージを伝えることを“10 Seconds Bite”
と呼びますが、その訓練を熱心に受けて、演説の演出力を磨いたのです。 ニューハンプシャー州予備選後の演説では、理念や政策を語る間に“Yes、We Can”を多用し、直後に間を置いていました。 こうした巧みな抑揚のつけ方は、訓練で磨いたものです。 敗戦を認める演説なのに印象に残りました」(堀田氏=前出)
 
下を向いたまま、原稿をただ棒読みする日本の首相は、見習ったほうがいい。

(原文=There’s not a liberal America and a conservative America-there’s 
the United States of America. There’s not a black America and white America and Latino America and Asian America; there’s the United States of America.)
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