シービスケット | ミスプロの海外競馬

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久々にシービスケットの話を。


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1938年の年度代表馬であるシービスケット(Seabiscuit)の等身大像の除幕式が、6月23日、ウォルター・モンデール(Walter Mondale)元副大統領とジョアン(Joan)夫人、同馬の馬主・調教師・騎手の子孫たち立会いのもと挙行された。

 

この内輪だけの除幕式が行われたのは、カリフォルニア州ウィリッツ市にあるリッジウッド牧場(Ridgewood Ranch)である。 シービスケットは、同牧場から最後のレースに出走し、同牧場で余生を過ごし、埋葬された。 1937年と1938年のハンデキャップ・チャンピオン馬に輝いた同馬に敬意を表して、今回の除幕式となった。

 

米国ナショナルトラスト(National Trust for Historic Preservation)の代表者であるジョアン・モンデール元副大統領夫人は、「シービスケットはツキに恵まれず、その外見もさえなかったので、チャンピオンとなることは、ほとんど期待されていませんでした。 同馬と関係の深かったのは、馬主のチャールズ・ハワード(Charles Howard)氏、レッド・ポラード(Red Pollard)騎手、トム・スミス(Tom Smith)調教師ですが、彼らを除いては同馬に期待を寄せていませんでした。 同馬と馬主・調教師・騎手は見事なチームでした。 彼らは数々の奇跡をもたらし、絶望の底にどんどんと沈んでいくような時でも、人々に希望を与えました」。

 

馬主のチャールズ・ハワード氏のひ孫マイケル・ハワード(Michael Howard)氏はローラ・ヒレンブランド(Laura Hillenbrand)氏の声明文を読んだ。 ヒレンブランド氏はベストセラーの『シービスケット―あるアメリカ競走馬の伝説(Seabiscuit: An American Legend)』の著者であり、この本はハードタック(Hard Tack)の牡馬シービスケットと同馬関係者を描きアカデミー賞にノミネートされた映画の原作である。

 

ヒレンブラント氏は声明文の中で、「私は確信を持って言うことができます。 リッジウッド牧場はチャールズ・ハワード氏の最愛の牧場でした。 この牧場にシービスケットの偉業を讃え、この馬の伝説を伝えていくために像を作り、その除幕式に多勢の方々が集まっているのを目にしたら、彼はとても感激したでしょう。 世界は偉大なシービスケットを決して忘れないでしょう」。

 

名高い西部のアーティストで彫刻家でもあるヒューレット・テックス・ウィーラー(Hughlette “Tex” Wheeler)氏は、1940年と1941年にシービスケットの像を作成した。 6月23日に除幕された像はレプリカであり、オリジナルはハワード家からニューヨークのサラトガスプリングス市にある国立競馬博物館(National Museum of Racing)の殿堂に寄付されている。 今回このオリジナル像からゴムとグラスファイバーでできた鋳型がとられた。 なお、1941年制作のシービスケット像は同年にサンタアニタパーク競馬場で除幕された。

 

thoroughbredtimes.com 2007年6月23日「Life-sized Seabiscuit sculpture unveiled」
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