スペインでも禁煙法 | ミスプロの海外競馬

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ヨーロッパじゃタバコを吸う人も、わりかし堂々と吸うことが出来ます。
でも、やっぱり、禁煙の風潮は徐々に迫ってきています。

 

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CNN/REUTERS/AP
マドリード
1人当たりのたばこ消費量がギリシャに次いで欧州第2位のスペインで1月1日、禁煙法が施行され、職場や病院、学校、交通機関内など、全国の公共場所が禁煙となった。 
政府は、禁煙法の導入によって約3割の喫煙率を、今後2年間で5%削減したい考え。

 

敷地面積が100平方メートルを超えるレストランやバルなどの飲食店では、今後8カ月以内に、換気装置を備えた喫煙室の設置が義務付けられる。 一方、100平方メートル以下の小規模店では、禁煙化は店舗の判断に委ねられるが、喫煙可能か禁煙かを明確に表示する必要がある。 空港や劇場では、喫煙場所の設置が義務付けられる。

 

また、たばこ広告も規制するほか、購入可能年齢を16歳から18歳に引き上げる。 
禁煙法が成立した直後に政府が実施した調査では、回答者の77%が禁煙法を支持した一方で、69%が実効性に疑問を持っていた。

 
スペイン政府によると、同国内の死因のトップはたばことなっている。 毎年、たばこに関連する疾病で約5万人が死亡し、受動喫煙による死者も700人に達しているという。

欧州ではすでに、アイルランドやスウェーデン、ノルウェーなどで禁煙化が進んでいる。 しかし、スペインが導入した禁煙法は、喫煙率などを考慮し、他国よりも緩やかな規制となっている。
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