ダンジグ | ミスプロの海外競馬

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アメリカの大種牡馬、ダンジグが老衰で死亡しました。
よく目にするのが、「ダンジグ」と「ダンチヒ」の表記。 まあ、アメリカの馬なのでアメリカ読みのダンジグがベターだと思います。
ちなみに、ダンチヒとは、ポーランドの港湾都市グダニスクの旧称です。 また、オーナーのクィアトコフスキー氏がポーランド出身ということに関係があるようです。

 

さて、ダンジグの現役時代は、わずかに3戦3勝。 もともとヒザに故障があったようで、緒戦を8馬身、2戦目を7馬身半、3戦目で5馬身3/4の差でブッチ切る強さだったようですが、ヒザの故障の悪化で引退。 
しかし、何と言ってもダンジグの名を知らしめるのは、種牡馬になってからですね。
日本だと、ヤマニンパラダイスやビコーペガサスあたりを輩出していますね。

 

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1991年~1993年の米国リーディングサイヤーに選出されるなどの活躍で知られる大種牡馬 Danzig(牡29)が、今月3日に老衰の為に死亡。

 

同馬は Danzig Connection(1986年ベルモントSなど)、Lure(1992年BCマイルなど)、Chief's Crown(1984年BCジュヴェナイルなど)、Green Desert(1986年ジュライCなど)、Danehill(1989年スプリントCなど)などの数々の名馬を輩出して枝葉を広げ、母の父としても Fusaichi Pegasus(2000年ケンタッキーダービーなど)、グラスワンダー(1999年有馬記念など)、ビリーヴ(2003年高松宮記念など)などの名馬を送り出した。
同馬は2004年に高齢による受胎率の低下などから種牡馬を引退し、功労馬として静かに余生を送っていた。

 

輩出したステークスウイナーはデインヒル、サドラーズウェルズに次ぐ歴代3位の188頭。 産駒の多くは種牡馬としても成功し、世界中にその影響力を残している。
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