軽く息を吹き掛けると

ただ朧気に揺れる

暗闇を照らす微弱な灯を頼りに

僕は近付いていく

今目に見えるものは僅かだ

気付くことも少ないだろう

でもこれが

全てだ

君がいなきゃ出来ない事ばかりの世界

僕はどっぷりと漬かっていたいよ

昨日の傷も少し良くなってきたし

なにより外はいい天気だ

それと思ったより

僕は

君が好きみたいです

笑顔でいられるほど


気楽な気分じゃなかった


それでも足は小さな一歩を残す


あのときの


僕は君で良かったのに


君はそうじゃなかったのかな?



じゃれあった時間も


触れ合った時間も


きっともっと軽い些細な事で


壊れていったんだ


それでも


君は歩くのかい?


僕だけを


この場所に残して


誰かが言ってた


人生はシャンパンみたいなものだと


ならば僕の栓は


ずっと抜けないまま


誰かを待っていなくてはいけないの?


質問ばかり増えていくけれど


結局答えはひとつ


いつかは君を忘れて


馬鹿みたいに笑える日が来るのだろう


その時を待ち焦がれるほど


今は


笑える気分じゃない


それでも刻一刻と心も体も君から離れていく


それでいいんだ


それでいいんだ


それしかないんだ