心理カウンセリング講座では、珍しいなと思う講義の中の一つで「防衛機制」というのがあります。
「健康な人なら誰しもがやること」
として、自分を知る為、もちろん相手も知る為に教わるのだと思いますが、日常生活の中で必ずこのどれかはやっていますよ
。と思う理論です。
長くなるけど、一つずつ振り返ってみます。
【抑圧】
嫌なできごとを、意識から拒絶し忘れること。
→でも傷が無くなったわけではないので折に触れ感情だけが思い出される。出来事は忘れたまま。
<例>
・子供の頃に虐待をされていた事を覚えていないが、大きな物音や誰かが手を振り上げた時などに異常に反応し「恐い」と強烈に思う。(同じようなことがあると感情だけ思い出す)
【否認】
出来事は覚えて(認知して)いるけど、起きた出来事を認められない。
<例>
・TVドラマ等で殺人を犯した人が「俺がやったんじゃない~!」と逃げていく。
・家庭内暴力を振るわれているが「あの人、本当は優しいの」「痣ができたくらいだから」と事実を認められない。
【隔離】
ショックな出来事があった時に、出来事は分かっているけど感情が湧いてこない。感情の麻痺。
<例>
・親から虐待をうけている内に、辛いという気持ちがだんだん湧いてこなくなる。
・恋人が死んでしまって、元々あったことや気持ちが薄れて鈍感になっていく。
【置き換え】
ある対象への欲求や衝動を他の対象とすり換え、その対象への攻撃を防いだり、不安、罪悪感、欲求不満を解消しようとする。
傾向としては、その人と感情が似ている人や物に宿る。
<例>
・実父のことが嫌いで、似ている人がいるとその人のことも嫌いになる。又、実父の持ち物等も嫌いになる。
・その真逆(好き)もおきる。
【知性化】
嫌な気持ち、欲求を知識でコントロールをする。→相手に対しての見かたが変わるだけで、自分は変わっていない。(心理学を学んでいる人に多い)
<例>
・心理学を学び、その感情・出来事が解消した・解決したかのように思ってしまう。
・自分と同じような状況の本を読み「今の自分にはこういうことが起こっているのか」と理解し、解決したような気持ちになってしまう。
【合理化】
自分の気持ちを誤魔化したり、言い訳する。正当化。
<例>
・大学受験に失敗し、「こんな大学は大した所じゃない」「別に本気で行きたかった訳じゃない」と批判したり、「第一志望じゃなかった」「私には合わない大学だったんだ」と苦し紛れに思う。
【打ち消し】
やってしまった事と正反対のことをやる事で、なかった事・良い事にしてもらおうとする事。罪滅ぼし。
<例>
・親が子供にきつく叱ってしまった時に「悪かったなぁ」と思い、玩具やお菓子を買ってあげる。
・アルコール依存の人が暴力を振るってしまった後にプレゼントを贈る。
【昇華】
辛かった経験をバネにする(専門職に多い)→辛かった経験は無かったことにはならない。燃え尽き症候群。
<例>
・子供の頃いじめにあい辛かった経験から、大人になり同じような経験をしている子供を救ってあげようとする。→救ってあげただけでは自分の心の傷は癒えず段々疲れていってしまう。(→鬱にもなりかねない)
【反動形成】
自分の心で思っていることと正反対のことをしてしまう。
<例>
・辛いとき、悲しいときに笑ってしまう。
・本当は気が小さいのに人前では威張ってしまう。
・会社では「すみません。すみません」と言っているような人が、家では威張っている。
こういうこと人間誰しもがやってしまうことで、つまりは
しちゃ駄目だと言っているのではなく自分は今こういうことをしているのだと認めてあげて、
傷ついていた感情や出来事を、見ないふり、逃げたりせずに癒してあげることが大事なんだなぁ。
心の傷と向きあうこと→「感情の浄化」になるんだそうです
まっすぐな心、まっすぐな瞳でキラキラしている自分になりたいぞ